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2011年

西松建設・NTCコンサルタンツ 農地非湛水除塩対策で共同実証試験に着手

2011年7月29日

 西松建設㈱(担当部署:北日本支社・東北支店、技術研究所)とNTCコンサルタンツ㈱は、東日本大震災で津波による塩害被害を受けた宮城県亘理郡の農地において、湛水除塩の実施が困難なエリアにも適用可能な非湛水各種除塩対策の効果を実証する試験を開始しました。今回の大震災に関しての、この様な趣旨の実験は、コンサルタントやゼネコンでは初めての試みとなります。
 実証試験は、地元農家の協力のもと宮城県亘理郡山元町小平地区の約0.5haの水田で実施します。実験場となる水田は、当該地区の排水ポンプ場が津波の被害を受けているため、塩害対策として現実的で有効な湛水除塩を実施することができず、今年の作付けを一部断念した地区に位置しています。震災後、塩害の程度を評価する指標である電気伝導度(EC値)を現地で測定した結果2~9mS/cmであり、水稲の栽培に影響を与えないとされる0.3mS/cmを大きく上回っていました。
 今回の実証試験は、基本的に雨水以外の灌水を行わない条件下で、以下の対策の単独および組み合わせでの除塩促進効果を検証するものです。
  ① 暗渠による浸透効果
  ② 土壌の浸透性を向上させる土壌改良材の施用
  ③ 夏季作付けに適した除塩作物の選定と栽培
 ※③は代替作物の選定検証ではなく、塩害を受けた水田(畑)の早期復旧を視野に入れ、除塩と有用土壌微生物の保全を目的にしています。
 土壌改良材には、珪藻土焼成土(イソライト工業㈱)、微粉末化活性炭タブレット((独)農業環境技術研究所と東京シンコール㈱の共同研究)の2種を、除塩作物として緑肥用スダックス(イネ科)を選定しました。今回の試験は水田で実施しますが、試験結果は湛水除塩が行えない畑地の除塩対策にも参考になると期待しています。
 西松建設㈱とNTCコンサルタンツ㈱は、CSR活動の一環として、被害農地の復旧や農業の再建に貢献するため、今回の試験結果をもとに関係各方面に積極的に塩害対策を提案していく予定です。

 

 

 

 

作業の様子はこちら(PDF:2,709KB)

 

 

 

 


 


 

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