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2015年01月08日
鉄筋挿入型ひび割れ制御工法(CCB工法)の現場適用を推進

 当社では、鉄筋コンクリート造耐力壁の収縮ひび割れを誘発目地内に誘導し、かつ目地を設けない場合と同様の耐力を有する鉄筋挿入型ひび割れ制御工法(CCB*1工法)を開発しておりますが、このたび自社社宅等の建替え計画*2にこれを採用いたしました(地下ピットの外壁にCCB工法による誘発目地を配置)。当社におけるCCB工法の適用例はこれで5件目*3となります。
 CCB工法は、鉄筋コンクリート壁の収縮ひび割れを制御するために、太径の異形棒鋼をひび割れ誘発材として、壁の縦筋と断面内で一直線状に配置することで、誘発目地と誘発材による総断面欠損率*4を確保し、ひび割れを目地内に誘導する工法です。本工法で総断面欠損率を25%以上とした場合に、ひび割れを95%以上の高い確率で誘導できることが確認されました。さらに、短期荷重時に修復困難なひび割れを起こさず、設計要領書で示している終局耐力を有しており、ひび割れ誘発目地を設けていない耐力壁と同等の性能を保持していることを実験により検証しています。
 本工法は、2009年5月に(財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しました。2012年4月にCCB工法協会(幹事会社(株)淺沼組 正会員11社 賛助会員1社)を設立し、協会の指導のもと工法の普及と技術の向上に取り組んでいるところです。当社は、同協会の会員であるとともに、協会が認定する「CCB工法施工管理技術者」を各支社に計12名配置し、支社単位で技術的に対応できる体制を11月までに整えました。今後、コンクリート躯体のひび割れ制御による品質と美観の向上を図るため、CCB工法を積極的に活用していきます。

*1 CCB:Crack Control Barの略称
*2 工事名称:(仮称)西松建設蕨社宅・独身寮建替え計画
  事業者・設計・施工:西松建設株式会社
  建築面積:1,386.12m2
  延床面積:6932.78m2
  階数:地上7階、一部5階
*3 その他適用4物件:
  愛知県内 複合施設(住宅、店舗他)/東京都内 集合住宅
*4 総断面欠損率:壁厚に対する非コンクリート長さ(目地部、縦筋、ひび割れ誘発材)の比率

CCB工法 概要図

CCB工法 実施工配筋