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2015年03月05日
ICタグ入退場管理システムの活用 ~建設現場での情報通信技術(ICT)の活用~

 ICチップに格納された情報を非接触リーダーにより読取ることができるICタグは、生産管理やトレーサビリティの確保など様々な分野で幅広く活用されています。西松建設(株)、戸田建設(株)および(株)ヨコハマシステムズの3社共同で開発した、ICタグを利用した建設現場での入退場を管理するシステム(2014年10月まではNETIS:新技術情報提供システム(国土交通省)の掲載技術として普及を図っていました) は、2004年から現場活用を始めましたが、現在までに34件の使用実績に至り、現場での正確な就労情報の把握や安全性向上の一助となっています。
 最近では、運用の効率化を図るWeb利用機能の拡充など、一層の利便性向上を図っており、今後も更に展開を進め、より安全な現場を数多く提供していく予定です。

■    建設現場での活用(建築工事現場:22件、土木工事現場:12件)
 作業員の多い大規模工事現場や一日の間で作業員の入退場が繰り返されるような現場では、一般に正確な人数の把握は困難です。そのような現場でも、本システムを用いることで、複数台ゲートによる集中管理や無線LAN通信の採用などにより、大量の作業員の就労情報管理が正確、かつ効率的に行えます。また、電気鍵付ドアと連動させることで、厳密な安全管理、作業環境管理が必要な工事現場(例えば、ダイオキシン類がある清掃工場の解体工事、汚染土壌の浄化工事における管理区域など)での安全管理システムとしても活用しています。

図-1 建設現場での活用

 

■ICタグを利用した入退場管理システム
 本システムは、建設現場において必ず着用するヘルメット内部にICタグを装着し、作業員がゲートを通過した時に作業員を識別して入退場管理を行うシステムです。
 ICタグの識別情報は、ゲート内のアンテナ、リーダライタで読み取り、管理用PCに送信して保存します。ICタグには、所有者の個人IDのみを保存し、個人情報(例えば、氏名、所属会社、業種、免許資格等)は、登録したデータベース側に保管するようにします。そして、送信された作業員のゲート通過時間をもとに、作業員の入退場状況をリアルタイムでモニタに表示し、作業日報、月次集計、入退時刻集計等の帳票を自動作成します。これらの機能により、正確な就労情報管理を実現しています。

図-2 ICタグを利用した入退場管理