NEWS & TOPICS
新着情報

2016年02月25日
「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」工法の建設技術審査証明取得

 当社は、供用中のRC部材にあと施工でせん断補強を行う工法である「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」工法を開発し、建設技術審査証明を、一般財団法人土木研究センター(理事長:西川和廣)から取得いたしました。(建技審証第1507号)
 本工法は、供用中のRC部材表面からハンマードリル等で削孔を行い、その孔内に専用のモルタルカプセルである「SNBカプセル」を挿入し、その後せん断補強用の特殊ナット定着型鉄筋「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」を打込んで施工します。「SNBカプセル」が硬化した後は、「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」とRC材が一体化し、せん断補強を行うものです。
 供用中のRC部材のせん断補強をあと施工で行う場合、対象RC部材の壁厚や配筋ピッチ等が竣工図と実際の現場で相違することが多く発生しているとともに、作業スペースや作業日程に制約を受けることが多く見られます。そこで、本工法はそれら実施工における適用性を視野に入れ、下記の点に留意した工法開発を行いました。

・現地寸法に合わせた加工が容易

 汎用のネジ節鉄筋の先端に特殊ナットをネジ込みと樹脂接着剤で一体化させるものであるため、現場で発生する寸法変更等にも容易に対応可能です。

・汎用工具での施工

 ハンマードリル等の汎用機械を使用した1段削孔で施工が可能であるため、容易かつ迅速な施工が可能です。

・小規模工事や狭隘な箇所での施工に適する

 定着材に専用モルタルカプセルを使用していますので、注入用プラント等の大型設備を必要とせず狭隘な場所や小規模な工事にも適用が可能です。


 技術審査証明において、以下の点が評価されました。

・「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」は地中構造物(ボックスカルバートや擁壁など)のRC部材の片面からの補強施工に適用できるものであり、容易かつ迅速な施工が可能である。

・「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」は必要定着長が4Dであり、部材厚は300mmといった比較的薄いものから1,000mmまでの補強が可能である。

・「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」配置後のRC部材のせん断耐力は、一般的なせん断補強鉄筋で補強した部材のせん断耐力寄与分に「サイトフィットネイリングバー(SNB)®」の有効率(最大0.92)を乗じて評価できる。


今後、本工法の適用範囲を広げるとともに、本工法を用いたせん断補強工事の実績を重ねる方針です。

建設技術審査証明技術(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)
建技審証 第1507号  (一財)土木研究センター

図1 建設技術審査証明書

 

写真1 「サイトフィットネイリングバー(SNB)」

写真2 「SNBカプセル」

写真3 ハンマードリルによる削孔状況

写真4 「SNBカプセル」の挿入状況

写真5 サイトフィットネイリングバー(SNB)の打込み状況