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2016年05月11日
「ネットキーパー工法Ⓡ」が一般構造物にも施工可能に 跨道橋補修工事に初適用

 当社とアオイ化学工業(株)(本社・広島県,社長:塩本千榮造)は、橋梁やボックスカルバート等のコンクリート構造物を対象にした、コンクリート片のはく落防止工法「ネットキーパー工法」を共同開発し、千葉県内の跨道橋補修工事に初めて適用しました。本工法は、昨年11月に先行リリースした「トンネル覆工コンクリート用」を「一般構造物向け」に改良したもので、東・中・西日本高速道路(株)の「構造物施工管理要領」(平成27年7月)に規定されたはく落防止工法注1)に適合しています。

 

■工法の概要

 ネットキーパー工法は、コンクリートへの浸透・付着性を高めた無溶剤型エポキシ樹脂系のプライマーと接着剤を使用し、接着剤との親和性を高める特殊処理を施したポリプロピレン製3軸繊維メッシュシートをコンクリート表面に貼り付けて一体化し、コンクリート片のはく落を確実に防止します(図-1、写真-1)。今回、一般構造物向けに、屋外環境でも安定した施工性と要求性能が得られるように材料仕様を改良しました。

 

■主な特長

 本工法の主な特長は以下のとおりです。

➢ 低粘度・高浸透性プライマーの採用により、ひび割れ界面への浸透量が従来比で20%以上向上

➢ 夏期施工時でも、市販同等品に比べて、材料の可使時間が2~3割ほど長く施工しやすい

➢ 繊維メッシュシートは薄くて柔軟性が良く、接着剤との一体性に優れ、隅角部への追従性が良好

➢ 施工可能な温度領域は5~35℃で、通年での使用が可能(写真-2)

➢ 極寒の-30℃から高温の+50℃の厳しい環境の中でも所要のはく落防止性能を発揮(写真-3)

➢ 参考価格は1m2あたり約12,500円[東京](税抜、材工込み、表面処理工含まず)

➢ 東・中・西日本高速道路(株)が定めるはく落防止工法の基準に適合

 

■現場適用

今年2月、千葉県内の跨道橋補修工事において、コンクリート床板下面(中央部、張出部)と地覆側面にネットキーパー工法を初めて適用しました(写真-4~写真-6)。日平均気温が約3~9℃の冬期施工で、道路占用期間の限られた工程でしたが、計画した工程内で施工を完了でき、また本工法の施工性を検証することができました。

 

■今後の展開

今回開発した工法は、コンクリート構造物の維持管理に資する技術であり、橋梁やボックスカルバートなどを保有する構造物管理者へ積極的に営業展開していきたいと考えています。

 

※注1)  東・中・西日本高速道路株式会社:「構造物施⼯管理要領」(平成27年7⽉)「2-7はく落防止対策」規格