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2019年08月30日
高層ビル現場で実用的なWi-Fi環境の構築に成功 -地上30階建ての高層ビル現場に導入開始-

当社は、PicoCELA株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川浩、以下ピコセラ) と共同で、携帯電波が届かない地上30階建ての高層ビル建設工事現場において、無線多段中継技術(無線LAN機器同士が互いに無線中継する機能)を用いて、LANケーブルを敷設することなく簡易にWi-Fi環境を構築することに成功しました。


■背景
建設工事現場において、IoT施工やi-Construction (ICTを工事現場で全面的に活用することで生産性向上を図る取り組み)を導入する際、携帯電波が届かない現場(高層ビル上層部など)では、安定した通信環境を簡易に構築することが求められますが、LANケーブルの敷設に手間を要することがネックとなり、Wi-Fi環境の普及が進んでいませんでした。


■ 実験内容
〈実験概要〉
ピコセラの無線LAN機器(PCWL-0410)を採用し、外装・外壁工事が完了し内装工事中心の施工段階である地上30階建ての高層ビル建設工事現場で、置局(設置場所決定)の実証実験を行いました。

 


〈実験方法〉
① 地上の親機から、屋上に設置された機器①まで100m以上の無線通信を確立。
その後ビルの吹き抜けを利用し、下層部まで無線通信環境を整備する(青のルート)。
② 地上の親機から、通信が必要な中層階のベランダに設置された機器②までの無線通信を確立。
その後、ビルの内部に無線通信を行い、ビルの吹き抜けを利用して上層階に無線通信環境を整備
する(緑のルート)。

 

〈実験結果〉
ピコセラの無線多段中継技術により、地上の親機以外はLANケーブルの敷設をすることなく、無線LAN機器を配置して電源コンセントに挿すだけで、実用的に使用できるWi-Fi環境を構築することに成功しました。


■ 今後の展開
この実証実験の成功を受け、当社は国内の工事現場に本システムの導入を開始し、スマートデバイスや各種IoT機器を工事現場全体に持ち込むことを可能とすることで、作業の効率化を図り、建設工事現場の働き方改革を進めてまいります。
また、ピコセラは、無線LAN機器(PCWL-0410)を建設業界で広く使用いただけるアクセスポイントとして提案してまいります。