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2012年07月18日
液状化対策排水工法のドレーン材同時埋設工法「NSDD工法」を開発

 西松建設(株)は、液状化対策地盤において掘削した土砂を地表に排出することなく、地盤の削孔と同時にドレーン材を所定深度に埋設できる新しい「ドレーン材同時埋設工法(NSDD工法)」を(株)データ・トゥ、三和機材(株)と共同開発しました。
 従来の排水工法の施工では、所定深度までケーシングにより土砂の崩壊を防止しながら削孔し、その後、地上からドレーン材を挿入した後、ケーシングを引抜くことでドレーン材を所定の位置に設置します。ケーシング削孔とドレーン材の建込みの2段階施工となるため施工時間の短縮及びコスト縮減が課題でした。また、泥水削孔を基本とするため、泥水設備用地の確保、排泥の処理等の課題がありました。そこで、本共同開発では、更なる施工の効率化とコストダウンを目指し、掘削排土がなく、工期・コストを縮減したドレーン材同時埋設工法を開発したものです。
 新しく開発したドレーン材同時埋設機構によってドレーン材は所定深度に埋設されるとともに、特殊先端ビッドによって良好に打ち留めがなされ、効率的な施工ができることを試験施工により確認しました。この結果より、従来の排水工法と比較して、工期を50%削減、コストを20%ダウンできることを検証しております。



 「ドレーン材同時埋設工法(NSDD工法)」の主な特徴は以下の通りです。

・外管ロッド内にドレーン材を内蔵したケーシングをアースオーガーにより所定の深度まで削孔し、ドレーン材を残置することで基礎地盤の液状化を防止します。

・ドレーン材同時埋設機構により地盤の削孔と同時にドレーン材を埋設できるため、施工が早く、工期短縮・低コスト化が図れます。

・ドレーン材の埋設は、鉛直から斜め45度まで施工できます。

・羽根付きケーシング掘りを採用により、水や添加材を用いなくても無排土で削孔可能です。

・水や添加材を用いないため、汚泥が発生せず産業廃棄物の処理が不要です。

・施工中の騒音・振動が少ないため、市街地での施工が可能です。

 

ドレーン材同時埋設工法の施工フロー

ケーシングにより削孔状況、ケーシング及び先端ビッド

8mドレーン材の埋設完了状況