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2012年10月17日
ダム温度管理システムの開発

 西松建設は、コンクリートダム(台形CSGダム)工事における施工支援技術として、「ダム管理システム」を開発し、現場への展開を図っているところです。この度、コンクリートダムのより一層の品質向上を目指して、同システムに温度管理機能を追加しました。


 当社は、コンクリートダムの施工を支援するシステムとして「ダム管理システム」を展開しています。このシステムは、ICT技術を活用してコンクリートの製造から打設までを一貫して管理するもので、リアルタイムな製造・打設管理による品質向上と、トレーサビリティの確保が可能になります。
 加えて、コンクリートダムはマスコンとなるため、打設温度をはじめとする堤体の温度管理が重要な管理項目です。そこで、この「ダム管理システム」に、新たに温度管理システムを追加し、コンクリートダムにおける温度計測、型枠脱型および温度解析へのフィードバック等を可能としました。


 追加しました機能は次のとおりです
① 最適養生期間の設定
② 温度応力解析検証のための継続的な温度測定
③ 材料温度からの打設温度推定
④ 型枠脱型時期判断のための積算温度測定


 その他の特徴として、「ダム管理システム」は、現場内LANに接続しているので、「現場事務所」、「堤体」、「製造プラント」および「試験室」のそれぞれの場所で、施工情報をリアルタイムに共有することが可能になります。また、事務所のパソコンをサーバとし、インターネット経由で外部からのアクセスを許すことで、本社の技術部門からもリアルタイムに施工情報を確認できて速やかな対応が図れます。


 以上の「ダム管理システム」は、東北地方整備局様でご発注の、胆沢ダム右岸上流法面保護工(CSGおよび押え盛土工)(体積CSG 253,300m3、盛土・捨石174,200m3)のCSG施工現場に適用し、その有効性を確認したところです。今後は、同種現場への水平展開を図りコンクリートダム(台形CSGダム)の品質向上を進めてまいります。

 

写真 施工場所での管理状況