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2013年06月11日
マイスタークリート工法を現場に初適用しました

 西松建設は、覆工コンクリートの打設から養生までの各種技術開発を通じ、常に覆工コンクリートの高品質化に努めております。その一環として、山岳トンネル覆工コンクリートの打設方法「マイスタークリート工法」※1を開発し、国土交通省近畿地方整備局ご発注の後呂地トンネル工事において初めて適用しました。


※1 国土交通省新技術情報提供システム(New Technology Information System: NETIS)登録番号 HK-120007-A


【マイスタークリート工法】
 「マイスタークリート工法」は、加圧充填、引抜きバイブレータ、覆工背面のエアおよびブリーディング水の強制排出のための吸引チューブ等の技術を組み合わせたもので、当社のトンネル覆工コンクリート打設に対するノウハウを十二分に活かした高品質な打設工法です。技術研究所で行った室内試験では、凹凸を模擬した背面に対して空洞のない確実な充填、コンクリート強度は従来工法に比べて10%程度の向上が見られ、内空側、背面側の差はありませんでした。また、遮水性能も40%程度、中性化抵抗性も10%程度向上するといった結果が得られました。

マイスタークリート工法のイメージ

 

【後呂地トンネルでの適用】
 「マイスタークリート工法」を適用した後呂地トンネルは、内空断面積64m2 、全長398mの道路トンネルであり、災害時の代替道路確保、観光シーズンの渋滞緩和を目的に計画されている近畿自動車道紀勢線の一部となります。
 後呂地トンネルでは、引抜きバイブレータでの締固め、加圧の制御、吸引チューブでのエアおよびブリーディング水の排出も室内試験と同様、良好に行われたことを確認しています。超音波トモグラフィーを用いた非破壊での品質調査の結果から、技術研究所で事前確認したのと同じく、深さ方向でのコンクリートの品質差は認められず、覆工厚も確保されていることが確認されました。

後呂地トンネルでの覆工コンクリート打設状況

 

 今後も、「マイスタークリート工法」の山岳トンネル現場への適用を図り、山岳トンネル覆工コンクリートのより一層の高品質化を目指して参ります。