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2013年10月31日
情報化施工を活用した3D盛土情報管理システムを開発

 西松建設は、ICTを利用した盛土工事における施工・品質管理を高度化し、情報化施工によるデータを3次元ブロックモデルで一元管理する「3D盛土情報管理システム」を開発しました。
 近年、情報化施工の利用が進み、点から面の管理がされるようになってきました。しかし、盛土の転圧管理、材料管理および動態観測は個別に管理されており、盛土全体の状況把握には数多くのデータを一つ一つ突き合わせて確認する必要があります。また、必要なデータを探し出す際に多大な時間と労力を要し、施工上の問題点を把握しにくいという課題がありました。さらに、維持管理の観点から、今後、盛土施工情報のトレーサビリティの要求が高まることが予想され、その場合、過去の施工情報を迅速に検索できることが望ましいと考えられます。
 そこで、当社では、情報化施工(ICT)と3次元モデルを融合して、情報化施工により得られた施工データ(位置情報、転圧回数等)や盛土材料情報および沈下量などのデータを、3次元モデル上で一元管理し、データの3次元「可視化」や効率的な施工管理及び施工情報検索ができるシステム「3D盛土情報管理システム」を開発しました。

■技術の概要
 「3D盛土情報管理システム」は、「GNSS振動ローラ転圧管理システム」による各層の施工データ(施工日、施工座標、転圧回数、盛土材料情報など)と、盛土の動態観測データとを、システム内のデータベースに読み込み・登録して、一元管理するものです。登録されたデータは、その位置情報から3次元モデル化した3Dの各ブロックに属性として記録されます。3Dブロックモデル自身がデータベース構造になっているため登録されたデータの3次元可視化が容易となり、施工過程を再現する4D機能、簡易土量計算、盛土材料と沈下量の照合などの機能を利用して、盛土全体の施工状況や進捗、挙動の把握ができるものです。

図-1 3D盛土情報管理システムの概要図