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2014年04月03日
杭の耐震安全性を確保する「ヘッドロックパイル工法」を大型物流倉庫に適用

 西松建設株式会社は、基礎杭の耐震安全性を確保できるヘッドロックパイル工法(格子状地盤改良杭工法)を千葉県市川市に建設中の「(仮称)グッドマン市川新築工事」に適用しました。
 杭頭付近が軟弱な地盤では、地震時の杭頭変位や曲げ応力が大きくなるため、一般的に耐力および靭性の大きい杭が使用されます。ヘッドロックパイル工法は、杭の通り芯に沿って杭頭付近の地盤を格子状に改良して地盤の抵抗を増大させることで、地震時に発生する杭の変位や応力を低減させ、杭の耐震安全性を確保し、基礎構造の合理化を図る工法です。本工法により、従来の杭工法に対して、杭や基礎躯体の減量化によるコストダウンが可能であることに加え、地盤改良が杭頭変位および応力を抑止できる効果的な範囲に限定されるので、環境負荷の低減が図られます。


 今回、ヘッドロックパイル工法を適用した「(仮称)グッドマン市川新築工事」は、S造(一部RC造)地上4階、延べ床約75,000m2、杭基礎で支持される大型物流倉庫です。本工事では、杭頭および基礎の過密配筋を解消するために杭頭半固定工法を計画しましたが、杭頭変位を抑制することが課題となりました。そこで、ヘッドロックパイル工法の採用により、杭頭部から2mの深さまで地盤改良することで杭頭変位が低減でき、杭頭半固定工法の採用も可能になりました。それにより、対象工事費の約10%の削減を図るとともに、従来の杭工法に比べて杭頭変位が20%程度低減でき、杭の耐震安全性を確保できることが明らかとなりました。
 今後も、杭のより高い耐震安全性の確保と同時にコストや環境負荷の低減が可能なヘッドロックパイル工法の適用を図る予定です。

 

適用事例の概要

工事名称:(仮称)グッドマン市川新築工事
事 業 者 :ターコイズ特定目的会社
設計・監理:浅井謙建築研究所株式会社
構造設計:西松建設株式会社


写真-1 地盤改良工事状況

写真-2 杭工事状況

図-1 ヘッドロックパイル工法の概要