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2014年04月04日
「マイクログリッドシステム」の効果を確認

 西松建設(株)は、再生可能エネルギーの有効利用への取組みのひとつとして、独自に開発したマイクログリッドシステムについて、自社の技術研究所に設置した実証用システムで検証をおこない、系統電源からの電力供給の低減や電力供給の安定化など一定の効果を確認しました。


■ 系統電源からの電力供給の低減とピーク電力の抑制
 実証用システムは平成25年4月から稼動を開始しました。そこでは、分散型電源(太陽光発電設備・コージェネレーション設備・蓄電池)と系統電源を組合せ、供給サイド(分散型電源・系統電源)と消費サイド(研究所内の特定した負荷:照明機器・空調機器)をネットワーク化しています。変動する需給量を常時監視しながら、特定した負荷の中から分配可能な接続先を選定し、分散型電源からの電力を供給します。
 定格16.2kWの太陽光発電設備は最大13.5kW(実績値)を出力しましたが、実証システムはその電力を効率良く消費サイドに供給して系統電源からの電力供給を低減し、有効に電力の需給を制御していました。また、蓄電池からの出力も併用し、一定時間ピーク電力を抑制する効果も確認できました。


■ 電力供給の安定化
 太陽光発電設備のほか、分散型電源にコージェネレーション設備での発電量5kWを組合せ、天候に左右される太陽光発電を補完しながら電力を安定供給する方式が、有効であることが確認できました。また、冬季では発電時の排熱を約65℃の温水に変換し暖房に有効利用することで、空調機器の負荷を低減できております。


 本システムについては、現在も自動制御運転の検証、長期データの取得・解析およびシステムの改良を継続中です。今後、再生可能エネルギーを有効活用した施設・ビルなどのスマート化やエネルギーマネジメントの提供につながる技術に発展させていく予定です。

 

図1 実証用マイクログリッド

図2 マイクログリッド運転例