インフラ設備を
技術で支える
機械職は、
業界のIT化で
プロジェクトの
“主役”に。

INTERVIEW - 04

井上 洸也KOUYA INOUE

2017年入社 / 理工学部 精密機械工学科 卒

機械職
本社 機材部機電課

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

静岡県内トンネル工事

〈主な担当業務〉
・トンネル工事
・機械
・仮設備

3年目

4年目
(現在)

本社 機材部機電課

〈主な担当業務〉
・長崎県内トンネル工事 施工計画支援
・東京都内シールド工事 シールド機搬入支援
・山梨県内トンネル工事 ベルトコンベア導入支援
・ホイルローダー遠隔操作化プロジェクトチーム
・熊本県内ダム工事 ケーブルクレーン自動運転技術導入

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

機械系の専門知識とインフラへの憧れ。
それを両立できるのが西松建設だった。

大学では精密機械工学を専攻していたため、自動車や医療機器など機械系のメーカーを就職先に希望する学生が大半でした。しかし、小さな頃から電車や飛行機といった交通インフラに興味があった私は、少し視点が違っていました。高速道路や鉄道といった地図に残る仕事に憧れ、そういう分野で専門性を活かせないかと考えていたんです。
そんな時、大学のキャリアセンターで紹介されたのが、西松建設に入社したOBの先輩でした。先輩の話から、建設業では機械系出身者が活躍するフィールドが多岐に渡ってあることを知り、快適なインフラを提供する上で建設業は必要不可欠であり、幅広い活躍ができるのではと期待が膨らみました。
結局、ゼネコン、鉄道、航空業界等で就職活動取り組みましたが、やはりゼネコンは特定の分野に縛られず幅広い経験ができる点で一番魅力的でした。なかでも西松建設は、面接で接した社員の方たちが皆、温かく話しやすい雰囲気だったことが入社の決め手になりました。その印象は入社した今も変わりません。機械職は人数が少ないこともあって、アットホームで自由な雰囲気のなか、のびのび働いています。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

同じものが一つとしてない工事現場。
それを技術で支える重責を担うやりがい。

機電課は全国各地にある土木現場の施工計画や、機械・設備に関する技術支援、施工機械や工事に関する新技術開発、入札業務などを行っています。 私が主に担当しているのは、各現場の設備導入などの支援業務。ホイールローダー、ベルトコンベアなどさまざまな施工機械があり、機械職は数多くの知識と経験が求められます。
現在はトンネル工事の現場に、掘削した土を搬送するためのベルトコンベアを導入しています。トンネルの全長は数kmにもなります 。ダンプカーで何往復かかる搬送作業が、ベルトコンベアを導入することでより早く効率的に進められるため、施工現場を支える非常に重要な役割を担っています。
先輩たちからはよく、「現場は生き物」と言われます。工事現場では同じものを作ることがなく、現場ごとに適した対応が求められるからです。そのため、私も本社に籍があるとはいえ、ほとんど現場に出ずっぱりで全国を飛び回っています。学生時代にイメージしていた通り、高速道路や鉄道の新設工事など、携わる業務の一つひとつのスケールが非常に大きく、将来多くの人々の役に立ち、日本の未来を支えるようなビッグプロジェクトに関われる点は、とても誇らしく大きな魅力となっています。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

技術革新が進み機械職が主役になれるチャンス。
建設工事のAI化を実現するのが今後の目標。

今後の日本は人口減少にともなって労働力も減少していきます。いわゆる職人と呼ばれる熟練スタッフの高齢化とともに、技術力の衰退も危惧されているのが現状です。そのため業界では、施工の無人化・遠隔化の開発が進んでいます。西松建設でも最近、ホイールローダーの無人運転を遠隔操作する技術が導入され、私たち機電課も技術研究所と連携しながら推進しているところです。
建設業界はIT化が遅れていると言われますが、その分、機械職・電気職がプロジェクトの主役になる可能性が十分にある、ホットな業界だと実感しています。まさに大学で学んだ精密機械の知見を活かし、5GやAIなどの最先端技術を駆使した開発はさらに活発になるでしょう。AI技術を用いて現在、職人さんが担っている業務を誰でもできるようになれば、省人化が実現し将来のインフラ需要にも応えていくサービスを提供できると思います。
私自身も西松建設の一技術者として、少しでも早く施工現場で役に立つ技術の導入・実用化を目指し、業界内でも抜きん出るような成果を上げられればと思っています。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

現場での会話から得られる視点が、
支援業務にも開発業務にも基本になる。

現場で機械が止まれば作業ができなくなり、工事も止まってしまいます。その重大な責任は入社から2年半、トンネル工事の現場担当として嫌と言うほど実感しました。
例えば、工事現場で出る汚水を管理する際、機械担当は毎日、濁水処理設備との格闘です。工種によって汚水の種類が変わるため、その都度、処理する薬品や配合も変わります。その処理がうまくいかず、夜明けまでかかってようやく排水できたこともありました。
私が現場経験で学んだのは、何より「現場で会話をすることが大事」だということ。実際に作業を行うのは職人さんです。管理者と現場は意見の食い違いからよく衝突しますが、何をやっているか、どうしたいのかは会話をしないとわかりません。課題があれば共有し、お互いの考え方を一致させて工事を進めていくことが重要です。
それは私が目指す機械化やAI化にしても同じです。現場を知らずに、現場で使用する機械の開発はできません。機械を動かす職人さんたちの“現場の視点”を持つための関係づくり、環境づくりこそが機械職の現場力であり、私が現場で培ったノウハウは将来的にも役に立つだろうと思っています。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

08:00
担当の現場事務所に出社・
朝礼
09:00
現場管理
12:00
昼食
13:00
午後の業務開始
15:00
ベルトコンベアメーカとの打ち合わせ
(スイスとWeb会議)
17:00
現場作業終了・
明日の作業に向けた準備などの内業

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

入社後、「どんな山道も快走できる愛車を」と、奮発して購入。休日は各地の温泉や観光地などへドライブに出かけています。連休があれば、旅行にも行きますが、平日のオフタイムはインドア派で、ネットやゲームをして過ごしたり、資格取得の勉強などに取り組んだりもしています。