広い視野で世界の
“普通”が見える
海外プロジェクト
の醍醐味。

INTERVIEW - 14

山下 義道YOSHIMICHI YAMASHITA

2007年入社 / 工学研究科 修了

設備職
国際事業本部
ラオ西松(ラオス) 出向 係長

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

九州支社 設備課

・新規案件の積算(電気)

2年目

宮崎県内共同住宅新築工事、
設備工事担当

3年目

沖縄県内住宅改修工事、
設備工事担当

7年目

国際事業本部 泰国西松 出向

・日系企業工場新築工事、設備工事担当

14年目
(現在)

国際事業本部 ラオ西松

・日系企業工場新築工事、設備工事担当

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

きっかけは米軍基地で
多彩な人種と働いたこと。

大学では情報工学、大学院では電気工学を学び、太陽光発電の研究をしていました。専門分野からいうと重工業、電力会社などが就職志望先でした。しかし、大学と繋がりのあった西松建設の人事部の方に「電気の知識も活かせるよ」と面接を勧められ、建設業界に目を向けるように。西松建設は発電所の建設も手掛けており、関心があったのは建築分野でしたが、深くはわからなかったため、入社を決めた時は「私の力で挑戦できるのであればぜひ」という思いでした。
入社3年目から沖縄で米軍基地の住宅改修工事に携わっていた時、米軍関連のさまざまな人種の方と触れ合い、働き方とプライベートな部分に対する価値観がまるで違うことを知りました。自分が考える“普通”とは違う世界が海外にはあるのだと感じたことが、海外事業に興味を持ったきっかけです。当時の所長も海外経験があり、相談すると「いい経験になるぞ。ぜひ行って来い」と後押ししてくれました。社内アンケートで海外勤務を希望していたところ、大規模プロジェクトが始まるタイミングでチャンスが到来。7年目からはずっと海外に駐在しています。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

日本の“普通”が通用しないなか、
理解し合うことの大切さ。

タイやラオスに進出する日系企業の工場建設に携わっています。7年間で自動車、アルミ成型、ハードディスクなどさまざまな工場を手掛けてきました。私は建築設備の施工管理を担当していて、部門ごとの現地社員と共に、協力会社や職人さんを取りまとめています。設備関係だけで多い時には400〜500名の大所帯。建築系も含めると1,500名近くにもなります。管理者としては、いかに大勢の人間をうまく動かしてプロジェクトを進行していくかが最大の使命です。
国が違えば言葉も文化も違います。育ってきた環境が異なるので考え方も日本人とは違います。日本の“普通”はやはり通用しません。最初はそのギャップに悩みましたが、現地の文化風習に合わせて馴染んだ方が仕事も生活も楽しめるものです。現地のスタッフには言いたいことを言うし、彼らも言いたいことを言ってきます。お互いにそこでストレスを解消し、より理解が深まれば、組織としてのバランスも取れて非常に良い雰囲気になっていくのを感じています。
また、海外では日本に導入されていない欧州メーカーの設備や、一見正規品と見間違えるような偽メーカー品も多く、技術者としては好奇心を掻き立てられるとともに、良いものを見極める目も養われる環境です。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

今後も海外で実績を重ね、
新興国の発展に貢献したい。

タイ正月に合わせて4月は工場の休転工事があるのですが、ローカルスタッフから「5連休が欲しい」と申し出があった時、「なんでこんな大変な時に休むんだ?」と不満に思ったことがありました。ですが今は「タイでは大事な祝日なのだ」と理解が先に立つようになり、私の中の“普通”も確実に変化してきています。とはいえ、知っているのはまだタイとラオス。西松建設は東南アジアにタイ、ラオスを含めて現在8拠点あるため、チャンスがあればもっといろんな国の“普通”を知ってみたいです。役職にはあまり興味はありませんが、会社がプロジェクトを立ち上げる時に、「あいつならやれる。設備は山下だ」と名前が挙がる存在にはなりたいですね。
東南アジアは親日家も多く、日系企業は歓迎ムードです。工場の施工中はローカルスタッフの安全管理を徹底し、衣食住にも不自由なく働けますし、工場が完成すれば新たな雇用創出につながるため、新興国の発展に寄与している誇りも感じられます。将来は日本のゼネコンの優れた技術力で超高層ビルなど、発展のシンボルとなるような建物で貢献してみたいですね。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

徳のある人間が上に立ち、
誰もがついていく現場。

西松建設は社員の人柄が魅力的な会社で、私の周辺を見渡しても優しい人が多いです。自社の社員にだけでなく協力会社の職人さんにも気配りができて仁義があり、信頼関係や繋がりを大事にしています。そして、そういう人が尊敬され、多くの人がついていくのが西松建設という組織です。人徳がある人には、いい職人さんを引き込む力、必要な材料が早く手に入る力、いろいろな情報がいち早く回ってくる力があり、全てが集まってくるのだと思います。今の出張所でも、現地のスタッフに信頼の厚い所長が指示を出した場合と、私が指示した場合とでは、スタッフの反応も動き方も断然違います。それが私の最もお手本にしたい現場力ですね。
また、私自身が大事にしているのはバランスです。海外の設備職は国内のような施工管理の動き方とは少し異なり、現地の設備系の協力会社と建築系の社員との間を取り持つようなポジションになります。それぞれの立場を尊重しつつ意見を調整して、プロジェクトを上手く回していくイメージです。今後も現地の“普通”に通じる絶妙なバランス感覚を磨き、重要な橋渡し役を務めていきたいと思います。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

07:20
メールチェック。
作業内容の確認
07:45
朝礼
KYミーティング
08:30
現場巡視
現場内の状況確認。施工の進捗確認等
10:00
事務所作業
打合せ資料の作成。施工図の確認等
12:00
昼食
現場内の食堂へ
13:15
作業打合せ
材料の発注・搬入状況、
作業員人数等確認
15:00
現場巡視
現場内の進捗状況確認
18:00
終礼
客先からの要望等を情報共有
19:30
退社
先輩、後輩と食事へ。
仕事の後のビールはおいしいです

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

住居はタイ・バンコクにあり、週末は妻と愛犬を連れて散歩がてら、ドッグランや近くのカフェに行くことが多いです。工場があるのは少し人里離れた場所になりますが、バンコクは日本の地方都市よりずっと便利で快適です。職場仲間とは先輩も後輩も一緒にゴルフを楽しみ、平日の仕事帰りは一緒に食事に行きますね。ラオスにも美味しい日本食レストランがあり、他社の駐在員も集まるちょっとした日本人コミュニティになっています。