調査診断結果を基に、補修の場合、工法選定を行い最適な工法をご提案いたします。補強・改修の場合は、さらに詳細設計を行うことで、最適な補強・改修工事のご提案を行います。
一例として、既設タンク基礎地盤の液状化対策工をご紹介します。既設タンクの液状化対策工は消防法における認定制度があります。各工法の概要比較を以下に示します。
工法名 | イメージ図 | 原理 | 長所 | 短所 |
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注入固化工法 (浸透固化処理工法) |
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直下地盤に薬液を注入し、地盤の液状化抵抗強度を増加させます。ゲル状に固化した薬液が地盤に粘着力を付加させることで、液状化を防止します。 |
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地下水位低下工法 | ![]() |
周辺地盤に円筒形の止水壁を築造し、ポンプで排水します。 直下地盤の地下水位を下げることで、液状化を防止します |
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ドレーン工法 | ![]() |
周辺地盤に排水(ドレーン)を築造します。地震時に発生する過剰間隙水圧を速やかに消散させ、液状化を防止します。 |
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鋼矢板リング工法 | ![]() |
周辺地盤を円筒(リング)状に囲い、直下地盤の一体化します。 地震による地盤のせん断変形を抑制し、液状化を防止します。 |
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