社会貢献活動

トンボの産卵を促す仕掛け作りを行いました

関東建築支社2019年09月20日

港区にある小学校のうち、3校(御成門、芝、東町小学校)の児童達は学校のプール開きの前にトンボのヤゴ(幼虫)を救出する活動を数年前から行っています。児童達は、プール内にトンボが産み付けた卵が孵化したヤゴを水抜きしたプールから網で大切に捕獲しています。
学校のプールを利用したトンボのヤゴ救出は、都会の学校らしい生物多様性活動ともいえます。
今回、当社の関東建築支社(御成門)からほど近い御成門小学校の屋上プールでトンボの産卵を促す仕掛け作りに参加しました。
ギンヤンマやイトトンボは水に直接卵を産むのではなく水辺に生える植物の葉や茎や枝などに産み付けます。また池に浮かんだ発砲スチロールにも卵を産むこともあります。
今回の仕掛けは、ももやリンゴを包むのに使われるラクロンネットをプールに浮かべ、そこに卵を産んでもらうものです。併せて芝浦中央公園から採取した多年草のガマをプールに浮かべました。たくさんの微生物を多く含むガマはヤゴの栄養源となり餌となります。
御成門小学校では、今年5月に行われたヤゴ救出観察会で、ヤンマのヤゴを155匹確認できたそうです。
今回の仕掛けによって、来春、何匹のヤゴを確認することができるのか楽しみです。




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