建築技術
材料施工

CCB 工法(鉄筋挿入型ひび割れ制御工法)

耐震壁のひび割れ誘発目地工法

概要
CCB(Crack Control Bar)工法とは、鉄筋コンクリート壁の収縮ひび割れ発生位置を制御する工法であり、ひび割れを誘発目地内に誘導し、目地部以外の壁面ひび割れを発生させないことが可能となります。本工法の特徴は、ひび割れを誘発したいところの非コンクリート率を確保する手段として、ひび割れ誘発材および壁鉄筋を直線上に配置する点、ならびに太径の異形棒鋼をひび割れ誘発材に用いる点です。これにより、従来型のひび割れ誘発目地に比べ、ふかしコン クリート厚さを低減できるメリットもあります。

特長
■ひび割れを目地内に誘導できるため、防水処理が容易になり、美観を損ないません。
■通常の耐力壁と同等の強度を持つため、さまざまな箇所に使用できます。
■専用の固定ジグを使用することで、簡易ながらも精度の高い施工を可能にしています。