建築技術
基礎構造

HCP工法

地盤の液状化と建築物の沈下を抑制する工法

概要
HCP(Hardening Compaction Pile:静的締固め固化改良)工法は、液状化地盤に適用可能なパイルド・ラフト基礎※1であり、液状化対策と同時に建築物の沈下手減を可能とする技術です。
液状化対策工法の一つである静的締固め砂杭工法(SAVEコンポーザー※2)によって施工された砂杭間に、コンクリートを柱状に地盤に排出・拡径して地盤を静的に締固め、密度を増大させることにより地盤の液状化を抑制する工法です。このコンクリートの柱状体(固化杭)により建築物の沈下を抑制します。
 ※1 パイルド・ラフト基礎は、直接基礎(ラフト)と杭基礎が複合して両者で建築物を支持する工法です
 ※2 SAVEコンポーザーは不動テトラが保有する静的締固め砂杭工法です

特長
■液状化対策と沈下低減を同時に、同じ機械で施工できることから工期短縮が可能です。
■在来工法に比べて、杭材の損傷を軽減できます。
■杭頭の納まりがシンプルで、安全に杭頭部を施工できます。