土木技術
山岳トンネル ICT

削孔角度誘導支援システム

山岳トンネル施工に必要なあらゆる角度の削孔を高い精度で誘導

概要
山岳トンネルの施工では、最外周発破孔や先受け工、ロックボルト孔や長孔発破時の心抜き孔等、トンネルの品質を確保する上で削孔作業の精度が必要とされる機会が少なくありません。そこで、トンネル工事で行われるすべての削孔作業に対応した「削孔角度誘導支援システム」を開発・実用化しました。

本技術を導入することにより、余掘り量の低減だけでなく、先受け工の改良範囲や長孔発破の確実性、ロックボルトの打設精度等を確保してトンネルの品質向上につなげます。また削孔角度データが記録・保存されるため、維持管理を図る上で有効なトレーサビリティの確保も可能となります。

特長
■さし角の管理:余堀り量の低減(コストダウン),掘削面の平滑化(品質向上)
■ロックボルト打設角度の管理:支保の確実性確保(品質確保)
■補助工法(長尺先受け等)の打設角度管理:地山改良範囲の確実性確保(品質向上)