土木技術
地盤

ポリベイン工法

ドレーン材による液状化対策工法

概要
ポリベイン工法は、液状化の可能性の高い地盤に筒状排水材 “ポリベイン”を打設し、地震により発生する過剰間隙水圧の上昇と蓄積を抑制するとともに、速やかに消散させることで地盤の液状化を防止します。

特長
■リサイクル材を原料とし経済性に優れ、かつ環境負荷の軽減になります。(環境負荷低減)
■強度・排水特性に優れ、耐久性に優れます。(品質向上)
■狭小狭隘な場所、高さ制限のある場所で施工が可能(作業効率の向上)
■ 低騒音、低振動(環境負荷低減)。

排水材のポリベインは地圧によってつぶれにくく、鉛直方向に柔軟性をもった材料です。これに地質環境に適した目詰まりしにくいフィルターを使用することで、長期間にわたって排水効果が持続します。ポリプロピレン樹脂を使用し材料を用い、地震時の揺れに対しても柔軟に対応でき、分断による排水不良を起こしません。狭小狭隘な場所、高さ制限のある場所で施工でき、特に既設構造物周りの近接施工に有効です ポリベイン工法は、従来の工法に比べて施工・性能・コストの面で優れ、様々な現場条件に適合した施工が可能です。