文章生成AIを導入し業務で利用開始

西松建設株式会社（社長：髙瀨伸利）は、業務効率化と品質向上を目的に、文章生成AI（LLM）を利用開始したことをお知らせいたします。この生成AIは自然言語処理技術を用いた高度な文章生成能力を持ち、短時間で高品質な文章を生成することができます。今回、下記の通り、セキュアな文章生成AI利用環境を整備すると共に、社内文書を参照した文章生成や技術文書など専門性の高い文書の作成支援の開発にも着手しています。

① 建設特化型LLM（大規模言語モデル）の導入

通常のLLMでは建設業界の専門知識に関する文書生成品質が低下するため、今回、燈株式会社（本社所在地：東京都文京区、代表取締役CEO：野呂侑希）が提供する『AKARI Construction LLM』を導入しました。これによって、建設事業における文書生成AI活用を飛躍的に促進し、業務の効率化や文書の品質向上に繋げます。

② 社内文書の参照機能付きLLM開発

当社では、文書管理にBox社のクラウドストレージサービス『Box』を利用しており、『Box』と『AKARI Construction LLM』を繋げることで、社内の文書を参照した上での文章生成が可能になります。これによって、社内問合せの効率化など、様々な社内ナレッジの活用を進めます。

③ 建設業の専門的な業務を支援する文章生成機能の開発

文章生成AIのさらなる活用のために、より専門性の高い業務での文書作成支援に特化した専用機能の開発を目指します。具体的な取り組みとして、建設技術のノウハウを蓄積して技術文書作成や施工計画に活用することを目的とした、技術文書作成専用LLMの開発を行います。これにより、当社で培った技術と経験を最大限活用した技術情報の支援、計画のアイデア出しを行い、より効率的かつ正確な施工計画の策定に貢献することを目指します。

今後も、文章生成AIだけでなく、様々なAI技術を活用し、業務の効率化や管理の品質向上に取り組んでまいります。