建築技術
基礎構造

ヘッドギアパイル工法

杭頭部に鋼管を設置して地震時応力の低減を図る工法

概要
ヘッドギアパイル(二重管式既製コンクリート杭)工法は、建物を支える既製コンクリート杭(本杭)の頭部に、径の大きい鋼管(外管)を被せるように設置し、二重管式構造とすることで地震力に対する既製コンクリート杭の抵抗性を高める工法です。
水平荷重に対して二重管式構造で抵抗することで杭頭変位を低減できるとともに、外管に水平荷重の一部を負担させることで本杭の応力を低減できることから、建物の鉛直荷重を支持する本杭の耐震安全性確保や杭のコストダウンを図ることができます。

特長
■合理的な杭基礎の設計が可能です。
■耐震安全性確保に寄与します。
■通常の既製コンクリート杭工事の延長で施工可能です。