土木技術
山岳トンネル

NT-Support

山岳トンネルの新しい脚部補強技術

概要
山岳トンネルの脚部補強工としては、主に鋼製支保工の支持面積を増加させて地盤に作用する荷重を分散させるウィングリブ方式などが挙げられます。しかし、この方式ではトンネル脚部の左右の地山を拡幅するため、施工の安全性や作業性が問題となるばかりでなく、補強支保工の準備(製作)に時間を要し、予期せぬ不良地山の遭遇には対応できないなど運用面も課題となっていました。そこで、従来技術の作業性・安全性や運用性を改善し、汎用性が高く、より経済的な脚部補強技術「NT-Support」を開発しました。

「NT-Support」は、トンネル軸方向に接地面積を確保するための「脚部ベースプレート」と鋼製支保工に取り付けた「ウィングプレート」で構成され、吹付けコンクリートの強度発現前に作用する鋼製支保工への軸力を分散させてトンネル脚部の初期沈下を抑制します。また、必要に応じてウィングプレートと一体化したサイドパイルを打設し、沈下・変形抑止効果を高めます。

特長
■従来工法のような設置のための余堀りが不要で、狭い余堀部での作業が不要
■構造がシンプルであり製作が容易で安価
■部材の一部(ベースプレート)は転用が可能