社員インタビュー INTERVIEW

※所属はインタビュー当時のものです
入社動機と入社後の会社の印象は?
祖父の影響でモノづくりに興味
最前線の現場監督を目指して
小さい頃からモノづくりに興味がありました。祖父が電気・水道工事をしていたことも影響していたのかもしれません。中学の頃には、ぼんやりと「建築関係の仕事がしたい」と思うようになりました。建築関係の仕事といえば「建築士」が第一に思い浮かぶと思いますが、私もそうでした。しかし、大学で実際に自らの手でモノづくりをすることの楽しさに気づき、最前線で建築現場を見ることのできる現場監督を目指すことにしました。
就職活動が始まるタイミングで、大学から推薦してもらえる企業の中に西松建設を見つけ、同じ時期に大学OBの西松建設職員の方が企業紹介に来てくださる機会がありました。その方いわく「アットホームな感じの会社だよ」とのことで、この会社に挑戦してみようと思いました。
入社後、私はさまざまな県を転々としましたが、いまだに初配属の現場でお世話になった先輩方と連絡を取り合ったり、前の現場の所長から声を掛けていただいてまた一緒に現場をやったりと、新たな出会いとともに、アットホームな雰囲気の中で毎日を過ごしています。

歩んできた道 CAREER STEP
- 1〜3年目
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愛知県内共同住宅新築工事
23階建ての分譲マンション躯体工事・竣工後のアフター担当
- 4年目
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岐阜県内化学製品工場新築工事
着工から竣工まで各種工事担当
- 5〜6年目
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静岡県内病院新築工事
着工から上棟まで各種工事担当
- 7年目
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青森県内自衛隊庁舎新築工事
山留・土工事から基礎躯体工事担当
- 8年目
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東京都内ホテル新築工事
竣工数ヶ月前に着任し、隣接施設への接続通路・歩廊・外構工事・竣工後の追加工事、アフター担当
- 8〜10年目
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東京都内共同住宅新築工事
18階建ての分譲マンション各種工事・竣工後のアフター担当
- 10〜11年目
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千葉県内物流倉庫新築工事
基礎躯体・地上躯体工事、内装・仕上げ工事担当
- 11年目
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栃木県内診療所新築工事
自身初の監理技術者として、所長と二人三脚で一通りの工種・各業務を担当
- 12年目
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栃木県内研究開発施設新築工事
監理技術者として、各業務を担当
今の仕事の難しさとやりがいは?
外的要因を加味しながら
現場を動かす充実感
今は栃木県内のある研究開発施設の新築工事に携わっています。まだまだ未熟ながらも、監理技術者・主任として、施主や設計事務所、協力会社とのやりとりや、部下の業務のフォローをしています。
これまで、小規模現場から大規模現場まで、様々な物件に携わらせてもらいましたが、建築工事はたくさんの困難に直面します。雨・風・雪などの天候や、その時期の情勢で職人不足など、自分の力ではコントロールできない要因を加味しながら、何十社もの協力会社、時には千人を超える作業員のいる現場をコントロールしなければなりません。
特に若い頃は特定の工種のみ担当していたことが多いのですが、主任を迎える頃、そして入社11年目に初めて監理技術者を担当した頃から、それまでより現場全体を見ることができるようになってきたと思います。まかされることも多くなり、責任も重くなるにつれ、新たな大変さを感じることもありますが、それよりも現場全体を自分の思いで動かすことのできる充実感・楽しさが勝っています。
この業界は「経験工学」と言われるだけあって、毎現場・毎日が新たな発見・勉強の連続です。私がこれまでに経験したことを今の現場に応用するのはもちろんですが、周りに経験者がいれば先輩後輩関係なく、「あの現場ではこの時どんな感じだった?」と情報収集をし、少しでも知見を貯めるよう努めています。現場にとってプラスになることは、若手の意見でもどんどん取り入れていきたいと思っています。今携わっている現場でも、初めて経験する工種が控えています。その時に困らないよう、事前の準備と勉強を怠らないようにしたいです。
これからの目標、携わってみたい案件は?
図面を読む力と後輩育成
必要とされる人財に
自身の能力としては、図面を読み解く能力をもっともっと身に付けていきたいです。図面を見る能力は、工程や計画、安全、コストや品質管理のポイントにも大きく関わります。端的に言うならば、良い現場になるか、残念な現場になるか、を左右すると思います。
また、後輩を育てるのも私の役割だと思っています。すべてを事細かく指示するのではなく、何かキーワードを伝えたり、あるポイントで声をかけたりと、後輩たちが自らの経験と考えを持って行動できるように心がけています。そして、前述したアットホームな雰囲気を作っていけたらと考えています。それぞれが自分の考えを述べたり、業務の報告、困っていることの相談ができたりと、お互いに声のかけやすい環境ができれば、現場運営がうまくいき、素晴らしい建物をつくることにつながると思います。
今後は社内・社外問わずさまざまな人から信頼され、必要とされる人財を目指し、建物をつくりあげたあとは、企業先から「ありがとう」と言ってもらえるような仕事をしていきたいです。

あなたにとって「まかせられる人」とは?
信頼と期待に応え
期待以上の付加価値をつける人
「信頼」と「期待」ができる存在だと考えます。何も実績が無い人、業務をやり遂げられない人には「信頼」が持てず、仕事をまかせようとは思いません。たとえ困難なことに直面しても、自分の出した結果に必死さや努力が伝われば、相手から「あの人にまかせれば親身になって考えてくれる」と思ってもらえるのではないでしょうか。
また、単に業務をこなすのではなく、その業務に付加価値を加えて、相手が求めていることのさらに上の提案ができれば、もっと「期待」してもらえると思います。与えられた設計図通りに建物を作ることだけが我々の仕事ではありません。設計図を現場に反映していくにあたって、企業先やエンドユーザーのことを考え、「ここの納まりはこうした方がいい」、「あそこにはこの材料を使ってみてはどうか」という目線を持つことが大切です。
もちろん、一緒に工事を進める設計事務所や協力会社にも同じ考えで接していくことで、最終的には良い建物をつくることにつながり、周りから「信頼」を得て、新たな「期待」を持って、また次の仕事をまかせてもらえるはずだと考えています。

1日のスケジュール DAILY SCHEDULE
- 08:00
- 安全朝礼
- 08:30
-
現場巡視
巡視後の後輩への指示は、写真を使ってわかりやすくを心がけています
- 09:30
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事務所にてデスクワーク
設計事務所や協力会社と打合せ
- 11:40
- 職長打合せ
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 現場巡視
- 14:00
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事務所にてデスクワーク
協力会社等と打合せ
曜日によって定例会議に出席
- 16:00
- 現場進捗確認
- 17:00
-
事務所にてデスクワーク
工程調整や図面チェック・計画書作成・後輩へ依頼していた業務のチェック
- 19:00
- 終業
帰路2〜3㎞をたまに歩いて帰ります
オフの日の過ごし方 DAY OFF
転勤先で各地のラーメンを食べ歩いています。有名店では2時間近く並んだことも……。神奈川の某有名家系ラーメンの系列店を一日で3軒回ったこともあります。また、ここ数年はウイスキーにはまっています。ネット購入はせずに自分の足で探し回って気に入ったもの、気になるものを購入。仕事を頑張った週末は、少しだけ贅沢なものを飲んでいます。

他には気が向いたらランニング、ドライブ、カメラ、甲子園で高校野球観戦など。阪神ファンでもあります。健康にも気をつけていて、ラーメンは平日食べない、5㎞以上の朝ランをした日しか食べない、というルールを自分に課しています。コロナ禍以降、高校野球を見に行けていないので、今年こそは行きたいと考えています。