社員インタビュー INTERVIEW

建築 技術グループ
※所属はインタビュー当時のものです
入社動機と入社後の会社の印象は?
母国と日本の架け橋に
技術開発に貢献したい
私は発展途上国から日本に留学しました。母国は日本と比べると国民の生活および経済活動を支えるインフラ整備が普及していないことから、母国の発展のために貢献したく建設分野を目指しました。また、就職先を見つけるときは、両国の架け橋になりつつ、建設業の技術開発に携わりたいと思いました。中でも西松建設は、国内だけでなく海外にも豊富な建設実績があり、特に母国の経済発展に貢献するプロジェクトを運営していることに魅了されました。
また、西松建設は早い段階から環境問題への取り組みを実施し、資源循環およびCO2排出削減を促進するための技術開発とその実用化について、積極的に力を入れていることを知りました。私自身、学生時代に環境負荷低減を図る建設材料の研究開発に携わっていたため、これまでの経験を活かし貢献できるのではないかと思いました。
言語や文化の壁があるのではないか、自分のスキルが会社の求めた能力に応えられるかといった不安もありましたが、性別や国籍を問わず誰でも快適に働ける職場を実現し、多様性を大切にしていることと、人財育成制度が充実していることが入社を後押ししました。まかされた仕事を成し遂げ、早くから一人前になれるよう、バックアップしてくれる制度が充実していると感じます。

歩んできた道 CAREER STEP
- 1年目
-
関東建築支社 虎ノ門出張所
施工管理業務
安全管理・コンクリート工事の補助・PCa部材の図面確認等
- 2〜3年目
(現在) -
技術研究所 建築技術グループ
環境配慮型コンクリートの研究開発
今の仕事の難しさとやりがいは?
技術実用化までの
労力と時間に課題今は、資源循環促進とCO2排出削減を図るために、産業廃棄物を建設材料に有効活用する研究開発に携わっています。2025年カーボンニュートラルの実現に向けて、各社はそれぞれ環境配慮型材料の研究開発を盛んに行っています。そんな状況の中、他社技術とどのような差別を付け、いかに早く実用化できるかが重要になります。
また、新しい技術は実用化までに多くの課題があります。特に産業廃棄物の場合は品質にばらつきが大きいことや、法規制に適合させなければ実建物に適用することができないことなどがあります。また、これまで実績のない新材料であれば、長期的な性状について未解明の部分が多くあるため、データを蓄積する必要があり、一つひとつの技術を実用化に導くにはかなり労力と時間を要するため、良い成果が出るまでは失敗を何度も繰り返すこともあります。
しかし、開発した技術がいつか実用化され、技術発展に貢献できることを思うとやりがいを感じます。さらに、研究を進めるにあたり、産官学で取り組むことが多いため、新しい知識や技術を身につけることができアイディアの出力を高めることができるというのも嬉しい恩恵です。
これからの目標、携わってみたい案件は?
長期プロジェクトや
技術発展へ貢献
現場の効率化など現在、携わっている研究開発は、長期にわたるプロジェクトです。この技術が実用化できるまで、全力で貢献したいと思います。また、この開発技術は国内だけにとどまらず、世界各国が抱えている共通問題に対応できる技術であるため、海外の現場への適用も拡大していきたいと思います。
近年、建設業では環境問題だけでなく人手不足も大きな課題で、いかに作業負担を減らして業務効率を上げるかという省力化技術が求められています。このような課題解決のために、AIやICTツールを活用した自動化やデジタル化など建築現場の効率化を図る技術の開発にも携わりたいと考えています。まだ現場の経験は少ないですが、今後はできるだけ多くの現場へ足を運び、職員や職人とコミュニケーションをとることで実際の現場で求められる技術や改善すべき課題を見出し、積極的に研究課題として取り上げていきたいです。
技術開発には、今の専門分野だけでは足りないことも多く、他分野の情報収集も大切であり、そこから何かヒントを得ることが多々あります。常に新たな技術を調査し、知識を身に付けることで自分の視野を広げ、多くの技術開発と現場応援業務に貢献できる人間になりたいです。

あなたにとって「まかせられる人」とは?
開発技術は現場の声を聞いてこそ
チームで助け合うことの大切さ
研究開発は、他部署も関わりチームで行います。開発した技術は、現場に活用できなければ意味がないため、実際適用する現場職員の意見を取り入れる必要があります。また、研究会や学会等で情報共有する場面が多くありますが、自分の考えだけで解決できない問題でも、さまざまな視点から意見をもらうことよって解決方法が見えてくることもあります。
入社して早く一人前になり、知識を身につけて能力を高め、まかされた仕事を一生懸命成し遂げようとする姿勢は非常に良いことです。同時に、チームの仲間のアイディアや考え方を尊重し、いつでも相談、話し合いができる関係を作ることもとても大切です。また、共同で目標達成するためには、チームの仲間とお互いに感謝し合う、励まし合う、助け合う気持ちを忘れてはいけません。
現場でも同様です。現場職員や協力会社はチームの一丸となって現場を完成させます。私は、入社1年目に現場に赴任したことがあり、職人さんに「西松さんは頼みを聞いてくれるからやりやすい」と言われたことがあります。もちろんすべての要望に応えることは難しいですが、工事が効率よく進むのであれば検討する価値はあると思います。そうすればお互いの信頼関係を築くことができ、コミュニケーションが円滑になり、生産性の向上にも寄与することができます。

1日のスケジュール DAILY SCHEDULE
- 08:30
- 出社
メールチェック・社内情報確認
- 09:00
- チームミーティング
一週間のスケジュール確認・打合せなど
- 10:00
- グループミーティング
業務進捗状況確認・グループ内の調整・情報共有
- 12:00
- 昼休憩
昼食は自作お弁当もしくはコンビニのパン
- 13:00
- 調査・研究・書類作成・データ整理
- 15:00
- 研究内容に関する打合せ
- 17:00
- 資料作成・翌日のスケジュール・業務確認
- 18:30
- 退社
オフの日の過ごし方 DAY OFF
私は映画を見ることが好きです。休日は基本的に家で映画鑑賞しており、よく見るジャンルはサスペンス・ミステリー系です。日本の作品で言うと「ドクターX」、「科捜研の女」などが好きです。

また、気分転換するために、近所の公園と川を散策してリフレッシュをすることが多いです。時には一人旅することもあります。