KNOW BY KEYWORD キーワードで知る西松建設
ここでは、西松建設の企業としての強み、世界に誇る技術力の高さ、
そして、持続可能な社会を実現する取り組みについて紹介します。
COMPANY AND VISION
会社とビジョンを知る
明治7年創業
1874年、西松桂輔が24歳の時に創業。戦前は九州・四国の鉄道事業で評価され、戦後は東海道新幹線やリニアをはじめとする国内外のトンネルやダムの難工事、工場や超高層ビル建設などを先進技術で成功させています。
全国各地に存在
西松建設は日本中の土木・建築・開発事業等に携わっています。北海道から沖縄まで52ヶ所という豊富な拠点を構え、地域の皆様の信頼を得て日々の事業を進めています。
※2022年3月末現在
新興著しい東南アジアに特化
戦前から海外事業に進出し、その実績は100年以上を誇ります。戦後タイで日系ゼネコンで初となる現地法人を設立。香港、シンガポールでもダムや地下鉄、超高層ビルといった多数のプロジェクトを手がけ、存在感を高めています。
※2022年3月末現在
TECHNICAL CAPABILITIES
技術力を知る
地盤条件に応じて
切羽安定機構が選択できるシールド工法
複合式シールド工法は、1台のシールドで土質状況に対応した切羽安定機構を選択できるシールドです。土圧式、泥水式の両機能を装備しているため、土質状況の変化に対応した切羽安定機構の選択が可能で、複雑な地盤においても安定した掘進が可能です。掘削土の排土は、土圧式と同様にスクリューコンベアで行い、スクリューコンベアからトンネル坑内は流体輸送で行います。
プレキャスト工法
高強度コンクリートを用いた
RC造プレキャスト工法
本工法は、超高層RC住宅の建設に当たり、躯体のプレキャスト化を図った工法です。梁間、桁行方向ともに純ラーメンとしたRC構造で、柱、梁、床部材をプレキャスト化することで、施工の合理化、工期短縮、品質向上を実現します。近年では、柱梁接合部をプレキャスト化した工法も実施しています。現在、コンクリート強度150N/mm2までの大臣認定を取得しており、60階程度までの集合住宅に対応することができます。
日本を守る環境技術
大気浄化システム
NOx.SPMを高効率で浄化する
機械式大気浄化システム
本システムは集塵部と脱硝部で構成され、別途これらを制御するための補機類があります。大気汚染物質の浄化は、集塵部の電気集塵機でSPMを除去し、脱硝部の酸化装置、加湿装置、および脱硝装置を用いてNOxを除去します。また、酸化装置を省略した場合は、NOx中の二酸化窒素(以下、NO2)を重点除去するシステムとなります。このように本システムの脱硝には、NOx除去タイプとNO2除去タイプの2種類があります。
従業員の安全を守る情報技術
安全管理システム」
より高度な安全管理を
実現するシステム
ICタグ「管理区域安全管理システム」は、高いセキュリティ管理を求められる管理区域内への職人さんの入出退や作業環境を把握し、より高度な安全管理を実現するシステムです。
ICタグとは、超小型のIC(集積回路)チップと無線通信用アンテナを組み合わせた非接触型のカードです。
本システムではICタグをヘルメット内部に仕込むことにより、職人さんにカードを挿入するなどの特別な操作をさせることなく、管理区域内への入出退を管理できます。
INITIATIVES FOR THE FUTURE
未来への取り組みを知る
新たな削減計画
ZERO30ロードマップ2023
2030年を年限とするCO2排出量削減計画を更新
当社は、エコ・ファースト企業として地球温暖化防止、生物多様性保全、廃棄物ゼロエミッションに関するさまざまな取り組みを精力的に 推進してきました。2018 年度には、2016 年 3 月に環境大臣に示した「施工における CO2 排出原単位を 2020 年度までに 1990 年度 比 50%削減する」という目標を 2 年前倒しで達成しました(削減率 52%)し、2019 年 6 月により野心的な取組みを示し、エコ・ファース トの更新を行いました。
2023 年 6 月には、2030 年度に向けて新たな CO2削減計画(『ZERO30 ロードマップ 2023』)を策定し、パリ協定で国際合意された 1.5°C目標を超える水準の CO2排出量削減に加え、CO2の残余排出量(スコープ1,2の排出の絶対量の残余分)に対し、それを上回 るグリーンエネルギーを社会に提供することを表明しています。当社は、2030 年までの早い時期に『残余排出量―創エネによる削減 効果』が ZERO(ゼロ)になるよう、全社一丸となり、さまざまなステークホルダーと連携して脱炭素活動と創エネ活動を推進しています。
国際サンゴ礁年2018 オフィシャルサポーター
サンゴ礁保全にむけて
産学連携協定を締結
当社は「国際サンゴ礁年2018オフィシャルサポーター」として、2018年12月20日、学校法人玉川学園(以下、玉川学園)と産学連携協定を締結しました。玉川学園高等部・中学部では、文部科学省指定「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の課題研究の一つとして、サンゴの飼育活動や研究、移植活動を行っています。
今後、当社はこうした玉川学園の取り組みと協働し、海の生態系保全活動を推進していきます。
CO2、建設副産物の
排出状況を見える化
CO2や建設副産物の
排出状況を見える化
全国各所の現場で発生するCO2や建設副産物の状況は、毎月社内イントラネットで発信しています。目標値との比較や、支社・現場ごとの発生量がひと目でわかります。社員全員が“今”の状況を把握し、削減にむけた次の活動に活かすことができます。
電力量40%以上削減
「N-TEMS(トンネル工事の
デマンド管理システム)」による
電力使用量の削減
山岳トンネル工事では、施工機械と坑内環境を維持する換気設備は駆動源を電力に頼っています。この「N-TEMS」は工事の電力量を常時監視し、換気設備の運転を坑内の環境を保ちながら制御することで、電力量を削減するエネルギーマネジメントシステムです。
生物多様性
保全
施工現場周辺の生物に配慮した
建物塗装や工程
鳥類などは、生息地の景色が変わると大きなストレスを感じます。施工時には、伐採を最小限に抑えるほか、建物や重機を景色に馴染むカラーリングにする、必要に応じて工事を中断するなど、施工現場周辺の生物に配慮した施工を行っています。
廃棄物削減
資源有効利用
建設汚泥の場内再利用
施工現場で発生する建設汚泥を場内で再利用しています。場内再利用により、廃棄物として場外に搬出する必要がないため、CO2排出量の削減にもつながっています。
働く環境の整備
働く環境の健康性や快適性を
評価する「WELL 認証」を取得
最近では働く環境の健康性や快適性を客観的に評価する「WELL 認証※1」が全世界で注目され、従業員を大事にする企業ブランドの1 つとして認知されています。
当社の本社オフィスではこのWELL 認証の最高ランクである「プラチナ※2」を取得しています。空気質や温熱環境はもちろん、食事やヘルスケアに関する情報の提供等、多岐にわたる対応を行うことで、従業員が快適な環境で働ける配慮を行っています。
また、感染症対策や事業継続について評価される「Health-Safety Rating 認証※3」も取得済みであり、安全、健康、快適なオフィスとして認められています。
※1.WELL 認証
WELL認証(WELL Building Standard®) は、アメリカの公益企業IWBI(International WELL Building Institute)が運営するもので、建物がいかに人の健康に配慮しているかを評価し、認証を与える制度です。
※2.WELL認証最高ランク「プラチナ」について
プラチナ認証は2021年12月時点で国内5件
※3.WELL HSR
WELL Health-Safety Rating は、covid-19 などの感染症やその他緊急事態に対して、様々な対策を実施していることを示す第三者評価です。建物や施設の「健康・安全性」をグローバルな基準で評価し、一定の基準を満たすと評価が得られます。