PROJECT STORY

写真 写真
02 建築事業 社会の物流ニーズに応える都市型物流拠点の創出。

OUTLINE

西松建設ではこれまで、首都圏において「DPL流山Ⅳ」「DPLつくば阿見Ⅰ-A」などのマルチテナント型物流施設を含む合計22棟の物流施設開発を手掛けてきました。その中でも、「(仮称)DPL東雲新築工事」は、東京都内で開発する最大規模の物流施設です。
※DPL:大和ハウス工業様が展開する賃貸型物流施設のブランド名

東京湾岸エリアに位置し、「東京駅」や「銀座・日本橋エリア」から5km圏内、首都高速晴海線「豊洲インターチェンジ」から約1.5kmと至近。三環状道路や全国各地へ繋がる幹線道路へのアクセスも容易で、また、「大井コンテナ埠頭」「羽田空港」にも車で約20分と近接していて、陸・海・空の物流インフラが充実。国内物流だけでなく、海外輸送の拠点としても高いポテンシャルを持つ施設として期待されています。

延床面積は東京ドーム3.2個分の約15万㎡。
2026年3月の竣工を目指して進むこのプロジェクトは、その規模の大きさから社内でも注目されています。

関東建築支社 
東雲工事事務所のメンバー

所長 Y.M 建築職
入社35年目。マンション・商業施設等の施工管理を担当。2000年より関東で官庁工事・マンション・物流倉庫を施工。現在は「DPL東雲」にて統括管理業務に従事。
副課長 Y.Y 建築職
入社20年目。入社後、マンションの新築工事を数多く担当。2013年以降、数々の物流倉庫を手掛け、本プロジェクトでは監理技術者に抜擢される。
主任 S.O 建築職
入社14年目。中部支店でマンション、工場等の施工管理を経験後、関東で解体工事や寄宿舎、物流倉庫の施工に携わる。本プロジェクトでは、建築施工管理を担当。
N.A 設備職・設備設計職
入社6年目。都内のマンション2件で設備施工管理を担当後、2024年4月より「DPL東雲」に配属。現在は設備施工管理を担当し、品質・工程管理等に従事。
S.O 建築職
入社4年目。入社以来二つ目の現場として、本プロジェクトに配属。PC工事、揚重機の計画(予定・配置)などをメイン業務として担当。

※所属はインタビュー当時のものです

Talk01 このプロジェクトの社会的な意義とは? Talk01 このプロジェクトの社会的な意義とは?

S.O

このプロジェクトは、東京都心部に位置する大規模物流倉庫として、都市型物流の効率化と持続可能な物流の構築に貢献することが期待されています。オンライン市場の拡大や即日配送の需要増加に伴い、都心近接型の物流拠点の重要性は、今後ますます高まっていくのではないでしょうか。

N.A

物流の需要が高まりつづけている一方で、常に人手不足が叫ばれています。こうした状況のなか、都心部にこれだけ大きな施設があれば、多くの雇用を生み出せるというのも重要なポイントだと思います。

S.O
主任

雇用という観点で言えば、この物流倉庫には託児所が入る予定になっていたり、最上階である6階には見晴らしのよいカフェスペースも設けられています。天気の良い日にはレインボーブリッジ越しの富士山が綺麗に見られる環境で、誰もが気持ちよく働ける場所になるはずです。

Talk02 このプロジェクトで携わっている役割とは? Talk02 このプロジェクトで携わっている役割とは?

Y.M
所長

私は現場の所長として、全体の施工管理を統括しています。工事の進行、品質、安全、工程、コストの管理を含む現場全体の指導・監督をしつつ、施工チームや協力会社との調整・指導も担います。また、クライアントへの連絡や報告も、所長という役割の重要な業務の一環です。

これだけの大規模な現場ですから、いかに円滑な運営を確保するかということが非常に大切になります。この現場にはベテランから若手まで、約300人が参加していますが、みんな明るく、一生懸命、とても良い雰囲気で働いてくれていると感じています。

Y.Y
副課長

私は今回の現場で、初めて監理技術者という立場を任されています。役割としては工程の部分の責任者ということになります。あとは、現場だけではなく、事務所内のスタッフも多くいるので、彼らを上手くまとめていくということも、求められている役割ですね。立場上、現場の看板にも名前が出るので、これまで以上に責任感を持って働いています。

S.O
主任

私は建築施工管理を担当しています。工事の進行、品質、安全、工程、コストの管理など、現場全体の指導・監督が主な仕事です。また、若手のスタッフも多いので、彼らのサポート的な形で現場全体を見るようにしています。

この現場で物流倉庫は3件目となるので、どのような工夫をしたら、よりコストを抑えられるかなど、これまでの経験を活かした働き方ができていますし、そうした自分の経験を、若いスタッフにも積極的に伝えていきたいと思っています。

N.A

私は設備施工管理を担当していて、品質、工程、図面など、設備全般に関わる管理を行なっています。施主や設計者、これから入ってくるテナントなど、関係者がとても多い現場なので、その中で、施工の円滑な進行と最適な設備計画を実現できるよう意識しています。

S.O

私は、PC工事、揚重機の予定・配置といった計画づくりなどをメインの業務として担当しています。この現場は一見、とても広大に見えるのですが、それだけに使っている重機の数も多く、実は自由に使えるスペースというのは広くありません。その中で、物の置き場やクレーンの搬入予定などを工夫して、工事が滞らないよう頭を使いながら働いています。

Talk03 プロジェクトを通して得られた経験・成長とは? Talk03 プロジェクトを通して得られた経験・成長とは?

写真
S.O

入社4年目で、ここが二つ目の現場ですが、その中でこれだけ大規模な仕事に携われていること自体が大きな経験になっていると思います。先ほども言ったように、敷地内に自由に使えるスペースが少ないという制約があるなかで、先を見越した動きができるようになってきたかなと自分では感じていますね。

N.A

私も、これほど大規模な現場は初めてなので、日々、勉強することばかりです。今までの現場では人数も少なかったので、一人の人に伝えれば済んでいたことも、ここではそうはいきません。さまざまな工程が分業されており、それぞれの関係者と緻密にコミュニケーションを取っていく必要があるので、そうした細かな調整力などは、この現場で磨かれたように思います。

S.O
主任

やはり、大規模な建築管理の難しさはありますし、予算、工程というのは付きものなので、それを守るための調整能力というのは日々鍛えられていると思います。それとともに、やはり関わるスタッフや職人さんたちの数も多くなりますからリーダーシップという点でも成長できている感じがしますね。

Y.Y
副課長

みんなが言っているように、人数の多い現場なので、その組織をどのように前に向かわせていくのかというのは日々考えることですし、経験を通して常により良いやり方が見えてくる部分ですね。私は、今回で同様の工法の物件が4件目ですが、前々回よりも前回、前回よりも今回と、やり方も磨かれてきて、自分にとっての集大成的な現場と位置付けています。

Y.M
所長

私は入社して35年になりますが、それでも現場が変わるたびに新しい発見というのは常にありますね。前回も同じ大和ハウス工業様の建物に携わらせていただいたのですが、やはり初めての時は分からないことも多く、自分の中で「もっと上手くやれたな」と思う部分があったのですが、その経験を活かして、今回の現場では自分の力を発揮できるような現場運営ができているかなと思います。

Talk04 プロジェクトで求められた「現場力」とは? Talk04 プロジェクトで求められた「現場力」とは?

Y.M
所長

この現場に関して言えば、これまで大和ハウス工業様の現場を何件もやらせていただいている実績ですよね。実績を重ねることで、我々の現場をやり遂げる力であったり、西松建設のスタッフの誠実さや真面目さというものを、評価していただき、今回も我々を選んでいただけたのではないでしょうか。

S.O
主任

所長がおっしゃったように、やはり西松建設の現場力というものが評価されているのではないでしょうか。現場に集まったスタッフが、それぞれの知恵や知識を持ち寄って、それを組み合わせることでより良いノウハウを生み出していける力が、この会社にはあると思います。

Y.Y
副課長

「現場力」という言葉がキーワードとしてよく使われますけど、わかりやすく言えば、起こった事象に対して諦めず、的確に、タイムリーに解決していく力ということだと思います。そうした力がある会社だからこそ、大和ハウス工業様からの高い要求水準にもしっかりと応えていけているのだと思いますね。

S.O

西松建設に入社してみて、ベテラン、若手、内勤外勤に関係なく、責任感が強い人が多いなと感じます。現場ではさまざまな業務が分業化されていても、ひとつの物事に対してチーム一丸となって進めていくような雰囲気があり、そういった部分もクライアントから認めてもらえるひとつの要因だと思います。

N.A

責任感というのは、先輩たちの背中を見て仕事をするなかで自然と身に付いてきたもののように感じますね。また、この会社には若手にもどんどん仕事を「まかせて」もらえる環境があります。そうした信頼に応えようとすることで、一人ひとりが現場に強い人間へと成長できるのではないでしょうか。

Talk05 この経験を活かし、今後、経験したい現場とは? Talk05 この経験を活かし、今後、経験したい現場とは?

S.O

今回、大規模な現場をやらせてもらっているので、次はもう少し小さい現場もやってみたいです。現場が小さくなると、一人で見ないといけない範囲が広がると思うので、そうした環境の中で、あれもこれも自分でやってみるという経験を積みたいですね。

N.A

私は、また違った用途の大規模施設に挑戦してみたいです。同じ大規模施設であっても、用途が違うと入ってくる設備も変わってきます。特に、省エネルギーや災害対策という視点から、太陽光発電などのこれからの社会を見据えた設備に携わって、そういうものを提案できるような人材になっていきたいです。

S.O
主任

今後は、さらに大規模な施設や、より複雑な大型プロジェクトに携わりたいですね。工程管理、品質管理、安全管理など、多くの要素が絡み合い、高度な施工管理能力が求められる現場で、広い視野とリーダーシップを持った施工管理者として成長したいと考えています。

あと、現場だけでなく、材料研究にも興味があるので、新しい意匠の見せ方、デザインといったものも含めて、これまでと違う挑戦もしてみたいですね。

Y.Y
副課長

やっぱり、つくって喜ばれる建物に今後も携わっていきたいですね。それは、建物を利用する方々もそうですし、その建物の関係者から周辺に暮らす方々まで、その建物があることで、みんなが幸せになれる。そうしたものをつくりあげていく仕事に関われることで、自分も幸せを感じられると思います。

Y.M
所長

今回、自分のキャリアの中でも最大規模の現場を任せてもらっているんですけど、次は更に大きな現場をやってみたいと考えています。ただ、ここ最近は物流倉庫に長く携わっているので、キャリアの集大成として、また違った施設に挑戦したいという思いもありますね。

今日、参加してくれている若手の方々にもぜひ、さまざまな現場にチャレンジする中で、そこでしか得られない経験を積んで成長していってほしいですね。誰かが「やりたい」といったことに対して、ブレーキをかけず、後押ししてくれるのが西松建設ですから。

完成予想パース

その他のプロジェクトストーリーはこちら

PAGE TOP