現場と密接に関わる
西松の構造設計。
安全な建築物で
社会に貢献したい。

INTERVIEW

髙橋 朋幹TOMOKI TAKAHASHI

2014年入社 / 工学研究科 建築学専攻 修了

建築設計職
本社 建築事業本部
構造設計部 構造設計一課 主任

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

本社 構造二課

〈主な担当業務〉
構造図作図補助、構造設計補助、工事監理補助
・千葉県内大型物流倉庫新築工事
・神奈川県内大型複合施設新築工事
・東京都内銀行支店建替工事

5年目

本社 構造一課

〈主な担当業務〉
構造設計、工事監理
・埼玉県内物流倉庫新築工事
・北海道内物流倉庫兼生産施設新築工事
・神奈川県内学生寮新築工事
・滋賀県内物流倉庫新築工事

7年目
(現在)

本社 構造設計一課

〈主な担当業務〉
構造設計、工事監理
宮城県内物流倉庫新築工事

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

「安心・安全な建物をつくる」
その夢を構造設計で実現したい。

「地震の多い日本で、耐震性の高い建築物を提供して社会の安心・安全に貢献したい」――そんな思いで私は高校進学の段階から建設業界を目指していました。建物の耐震性により深く関わるのは構造設計だと、高専時代に専攻を定め、大学院では鉄筋コンクリートを研究しました。
学生時代は設計事務所でインターンシップやアルバイトを経験したのですが、そこで私は設計事務所よりも施工現場と密接に関わるゼネコンの方が魅力的だなと気付いたのです。そのため就職活動は「ゼネコンの構造設計」を希望することに決めました。
そんな就職活動の中で出会った西松建設は、非常に社員の皆さんが話しやすく、学生をしっかり見て真摯に対応してくれる点に他社との違いを感じました。また、特定の建築物の専門家ではなく、さまざまな建物を設計できるようになりたいと考えていたので、多種多様な建築物の実績がある点でも自分に合っていると思いました。安定した経営基盤があることも入社を決めた要因の一つです。
現在7年目。3年目に一級建築士の資格を取得してからは、任される構造設計の主担当として多彩な案件に携わることができています。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

過剰に設計し過ぎないコスト面にも
配慮して、経済的な設計を追求する。
そのチャレンジが難しくも面白い。

現在は担当する新規案件の構造概算検討、基本設計、実施設計、工事監理を担っています。マンション、オフィスビル、物流施設、商業施設、学校施設など物件は本当にさまざまです。構造設計の役割は、施主様が希望している建築物に関して、建築基準法を満たした耐震強度を確保した上で、コストを考えた構造検討を行うこと。それらの点がうまく噛み合い、計画通りに進んだ時には大きなやりがいを感じます。
施主様が求める安全性を確保するのは当然ですが、求められるランクに適正な部材を選定し、少しでもコストメリットを生み出すことも大切。過剰に設計しすぎない、“経済的な設計を追求する”が私のポリシーです。しかし、駆体工事の現場で鉄筋コンクリートを配筋した際、過不足なくピッタリに設計したつもりが納まらない、ということもあります。施工管理からは「もっと余裕を見てくれないと。職人さんの手間を考えたら、かえって経済的じゃないよ」と言われてしまうと返す言葉がありません。
同じ用途の建物でも、条件の違いによって都度結果が変わってしまい、毎回が試行錯誤の連続です。そのバランス感覚がなかなか難しいわけですが、私はあえてそこに挑戦することに、この仕事の面白さを感じています。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

チームを率いるリーダーとして
より大規模な案件を
任されるようになりたい。

年々経験を積むほど、大きな案件を任されるようになっていくのですが、今までは主担当といっても、大きくて数十億円規模でした。そこで今は100億円を超える大規模案件を担うことが目標です。金額が大きければ、たった1つのミスが大きな損失に繋がるため、大規模案件の主担当は信頼のおける人間にしか任されません。また、今は自分一人が担当で必要な場合に1〜2名の補助(後輩)が付きますが、常に1〜2名の部下を持ち、その育成も担いながら大きな案件をこなしていくことが、次のキャリアステップだと思っています。
入社2年目で大規模案件の補助に入った時、工期を短縮するために途中で工法が変更となったことがありました。構造設計も大至急の検討項目をいくつも抱え大変な状況。でも6名のチームで連日夜遅くまで作業を行い、なんとか無事やり終えた時の達成感が忘れられません。設計は一人で行うイメージでしたが、仲間とチームプレイで作り上げることもできるのだと改めて感じました。だから私も大規模案件でチームをまとめる立場になり、構造設計部門を牽引していける人材に成長していきたいです。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

意匠・構造・設備・施工の全員が互いに意見し合い、
協力し合う風土に「現場力」を感じる。

構造上メリットがあると考えて設計を行っても、意匠・設備・施工の視点からはNGを受けるなど、意見が食い違うのはよくあることです。反対に、意匠や設備の担当から相談を受け、「それは安全性に問題があるから無理」ということもあります。そんな時は、「こうすればできる」と代替案を提示して、可能な限り意匠や設備、施工の皆がやりたいことを実現できるよう心がけています。
意見が異なっても、そこにいるのは皆、西松建設の同僚や仲間達。ざっくばらんに話しやすく、互いに知恵を出し合い、協力し合える関係づくりもできています。そのなかで、「髙橋に相談したら、なんとかしてもらえる」という部署を超えた信頼関係を築くことが、当社の現場力に繋がるものだと思います。
以前、意匠担当から外壁の受け材をできるだけコンパクトにしたいと相談され、通常より小さな部材でも安全性が確保できるような構造上の工夫を凝らしました。最終確認の現場で、意匠担当が「ここは構造が頑張ってくれたから、通常よりスッキリした外観に仕上がりました」と言ってくれた時は嬉しかったですね。普段はいちいち褒めてくれませんから(笑)。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

08:30
出社、メール確認
08:45
上司と打ち合わせ
09:00
現場質疑の回答作成
12:00
昼食
13:15
現場へ移動開始
15:00
現場で配筋検査
17:00
現場事務所で打ち合わせ
18:00
現場を出て帰宅

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

ダイビングが趣味で、週末は伊豆などの近場のスポット、長期休暇には沖縄の離島などでダイビングを楽しんでいます。日本でもっとレベルアップしたら、海外でも挑戦してみたいと思っているところ。現在の職場は土日祝は休日ですし、長期休暇も9連休くらいは取得できるので、スケジュールは調整しやすいです。今はなかなか難しいですが、以前は平日の仕事帰りに酒好きな仲間と飲みに行くこともよくありました。好きな人だけで楽しむ、そんな気楽な社風が心地いいですね。

PAGE TOP