国籍の壁のない
海外事業チーム。
地下鉄工事で
現地インフラに
貢献。

INTERVIEW

宮川 結衣YUI MIYAGAWA

2016年入社 / 環境学研究科 修了

土木職
国際事業本部
地下鉄ケッペル出張所
(シンガポール)

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

神奈川県内シールド工事

〈主な担当業務〉
・泥水式シールドの施工管理、測量管理、工程管理など

4年目

5年目
(現在)

国際事業本部
地下鉄ケッペル出張所
(シンガポール)

〈主な担当業務〉
・施工管理に必要な資格の取得、土圧式シールドの施工管理

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

国際人として働く自分の姿を
インフラ業界で発見。

学生時代は環境に関する都市計画を学んでいました。授業の一環で日本のゼネコンが建設する海外の地下鉄工事を見学する機会があり、海外のインフラ業界に興味を持ちました。もともと海外そのものに興味があり、自分が国際人として働く姿を想像した時、「インフラは環境問題の根幹に関わる部分。ぜひ海外の方々と一緒にインフラを築いていきたい」と思い、就職先はゼネコンを志望しました。
西松建設を選んだ理由はリクルーターの方の親切で丁寧な対応が一番好印象だったからです。長く勤めていくには会社の雰囲気、とくに一緒に働く人間や職場環境が大事だと考えていました。西松建設は就職活動の時から、「いろんな会社を見て一番いいと思ったところを選んでください」と親身になってくれ、どのような会社が私に合うのか客観的な視点から相談に乗ってくれるほどでした。面接の日時や場所も私の都合を優先し、これほど一貫して私の考えを尊重してくれる会社は他にありませんでした。
実際入社してからも、良い上司や同僚に恵まれています。私も「この人みたいに常に気を配れるような人間になりたい」と思えるような尊敬できる人ばかりです。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

海外研修制度を利用し、
4年目から念願の海外事業に。

もともと海外事業に携わることが希望だったため、入社4年目に「海外1年研修制度」を利用して念願の海外勤務に挑戦。研修期間が終わった後もシンガポールに残り、正規配属の社員として地下鉄トンネルの施工管理に携わっています。
現在は、トンネル掘削機が地山に与える圧力を正常値に管理する切刃圧管理や方向制御、掘進方法について職人さんに指示を出したり、発注先に施工方法の説明を行ったりするのが主な業務です。掘削機械の切羽圧管理を誤ると、地盤沈下が起こったり、逆に土砂が地上に噴発したりする可能性もあり重要な任務です。また、発注先とは密に連携し、施工方法の説明を行っています。何か疑問点を指摘されて的確に回答ができない場合は施工をストップされてしまうため、現場担当の責任は非常に重大です。
現地では、日本の常識が通用しないことが多々あります。簡単な作業工程であっても丁寧に説明し、互いに理解しているかを確認しながら進めていくことが大事です。考え方が異なるからこそ新しい視点に気づかせてもらえることも多く、現場の皆さんと協力してプロジェクトを無事終わらせることには、とてもやりがいを感じますね。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

将来の海外事業を担えるよう
自分をもっと磨きたい。

現在、携わっている現場は規模が大きく、西松建設のスタッフは約30名います。日本人の所長、副所長と私のほかに現地採用の日本人社員が2名。それ以外の20名以上はローカルスタッフで、私の上司にもローカルスタッフが2名います。このような国籍の壁のない職場で、将来は現場の所長として、プロジェクトを引っ張っていくのが目標です。
シンガポールではベテランの所長でも、現地の専門資格がなければ業務に携われません。私もまだ取得が必要な資格が残っており、技術面でのスキルアップが不可欠です。さらに総合的に主体的にプロジェクトをマネジメントする技術を磨き、契約や予算管理などの面でのスキルも身につけたいと思っています。
しかし、一番不安に感じているのが“人として”の成長です。ローカルスタッフは非常に優秀な人材が揃っており、私自身が彼らから「この人についていきたい」と思ってもらえるような人間性、人格や人徳を身につけていけるのかというのが今の課題。誰もが私をマネージャーとして認め、チームを牽引していけるような人材を目指し、自分を磨いていきたいと思っています。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

ローカルスタッフに愛され、
最高のチームワークを発揮。

現場では想定外の事態においても、迅速に対応することが重要。「施工現場は生き物だ」と昔上司に言われましたが、現場は常に生き物のように体調不良(トラブル・課題)が起こるから、隅々まで気を配りなさいという意味です。私も現場に出る際は天候、機械の調子、周辺の状況など、さまざまな変化に気を付けていますが、そういう意味で土木職に必要な現場力とは「察知する力」だと常々感じています。
一方、現在の事務所を見ていると、日本人社員、ローカルスタッフ、サブコンの職人さんの皆さん、発注先も含め、一同が家族のように一体となった雰囲気が現場の推進力になっていると思っています。
所長や副所長は10年以上も前から海外事業に携わり、現地で現場監督や施工管理としてローカルエンジニアを育成してきました。今は優秀に育ったローカルの先輩陣が私を妹のように面倒を見てくれますし、日本人と外国人の壁が一切ありません。「西松建設の施工は安全で高品質」「お世話になった所長の頼みだから」「副所長と一緒の現場で働きたいから」と集まってきてくれている仲間ですので、チームワークも最高です。私もこの独特の“チーム西松”を大切にして、支えていきたいです。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

07:30
出社・引継ぎ打ち合わせ
夜勤の方から引継ぎ内容を確認
08:00
現場巡回
トンネル掘進管理・
企業先と品質、施工管理の確認
12:00
昼食
近くのローカルレストランへ
13:30
現場巡回
トンネル掘進管理・書類作成
19:30
引継ぎ打ち合わせ
夜勤の方に引継ぎ内容の確認
20:00
退社
ローカルスタッフと一緒に晩ご飯へ!

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

海外の施工現場ではローカルスタッフと長時間業務を共にするので、自然と仲が良くなります。ローカルスタッフはシンガポール以外にインドやタイ、ミャンマーなど多国籍。最近は公園でドローンを飛ばしたり、現地の美味しいアジア料理を堪能しに行ったり、一緒にさまざまな文化や食に触れ、楽しんでいます。日本人同士より、ローカルスタッフに誘われることが多いですね。また、一人の時間は英語や専門分野の勉強、水泳やランニングなどのスポーツをしています。

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