入社2年目から
現場を任され、
機械・電気設備の
平常運転を
サポート。

INTERVIEW

柳田 大地DAICHI YANAGIDA

2016年入社 / 工学部 電子工学科 卒

電気職
北日支社 札幌支店
新幹線後志出張所

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

5年目
(現在)

北日本支社 札幌支店
新幹線後志出張所

〈主な担当業務〉
・トンネルで使用する機械・電気設備の計画~保守管理
・客先への提出書類作成

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

「大きな仕事」に憧れ入社。
新幹線トンネル工事を担当。

大学では電子工学を専門に学んでいて、発電所や電力会社など規模の大きな仕事に興味を持っていました。しかし、友人からゼネコンだとダムやトンネルなど大規模な案件に携わることができると聞き、それも面白そうだなと視野を広げてみました。とくに西松建設は電気職の人員が少ないというのが、逆に私には魅力でした。就職活動中に先輩社員と面談した際、若いうちから責任ある仕事を任されると聞き、いろんなことが経験できて、活躍の場がありそうだと感じたのが一番の入社理由でしたね。
1年目からずっと北海道新幹線のトンネル工事を担当しています。最初は電気職2名の体制で、上司の下で補助業務を担当していましたが、2年目の終わりからは1人で現場の機械・電気設備の保守管理を担っています。硬い地盤を掘る山岳工法のなかでも現在携わっているNATM(ナトム)工法は、地盤を火薬で発破しながら掘り進めていくもの。最初は想像を遥かに超えたダイナミックな現場に驚きましたが、なかなか経験できない貴重な環境で専門スキルを磨けていると感じます。学ぶことも多く大変ですが、誇らしくもありますね。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

多彩な建設機械の保守管理を担う。
一番の難関は故障時対応。

油圧ショベル、掘削機、コンクリートコーティング機、ベルトコンベア、送風機や集塵機、電気設備など、工事現場で使用する機械は本当に多岐にわたります。一番多い問題は、機械の故障ですが、毎日何かしらのトラブルがありますね。しかも、故障すると工程に大きく影響を与えてしまうため、すぐに対応し、現場を止めないよう努めるのが保守管理を担う私の役割です。特に長いトンネルは換気が難しいのですが、坑内の職人さんのためには粉塵濃度に気をつけなければなりませんし、冬季はベルトコンベアが凍結して動かず、慌てたこともあります。
現場パトロールの際には職人さんからさまざまな指摘やリクエストを受けます。仮設照明では暗いため、「手元を明るくしたい」と頼まれた時は、発破の衝撃でも壊れない可動式のライトを設置して上手くサポートできました。現場では、普段のコミュニケーションがとても重要ですので、職人さんたちと「どうしたいか」「こうした方がいいのでは」などとよく話し合います。その結果、課題解決がうまくいき、喜んでもらえた時はとてもやりがいを感じます。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

現場でしか得られない
最新の知識・技術を学びたい。

現在、トンネルは全長4,600mのうち3,600mが完了し、残り1km。工事もあと1年ほどとなり、私も入社6年目に一つの節目を迎えられそうです。私にとって初めての現場であり、北海道の方々にとっては函館―札幌間の待望の北海道新幹線の延伸という大プロジェクトですので、やはり完成は大きな楽しみです。
電気職として山岳トンネルは経験できたため、今後はダム建設や地下鉄、下水道などシールド工法によるトンネル工事にも携わり、より幅広い経験と知識を身につけたいと思っています。入社1年目はわからないことだらけで、ひたすら上司やメーカーに質問をしていました。工法が変わると導入している機械も異なるため、また1から勉強します。特殊な機械ばかりですし、保守管理のためには部品の一つひとつまで知識が必要ですが、それはやはり現場で覚えていくしかありません。その積み重ねが電気職の専門性となりますし、目覚しく進歩していく建設機械の技術を最前線で学び続けられる面白さはやりがいの一つだと思います。いろいろな経験を重ねたうえで、将来は現場所長になることを目標にしています。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

機械・電気設備担当は自分一人。
その責任感が現場を支える。

工事中、私のミッションは機械・電気設備が大きなトラブルなく稼働するよう現場を支えることです。さらに安全に関して西松建設は法定より厳しい独自ルールを徹底しており、私も高い意識で臨んでいます。徹底した安全対策で、職人さんたちの事故や怪我を未然に防ぐことは私の責任でもあり、高所作業などは非常に神経を使います。
現場には私以外に機械・電気設備の専門家はいないため、所長からも頼りにされています。故障した場合は迅速に原因を突き止め、1分でも早く工事を再開することが求められます。ただし、故障原因をわからないままにしておけば再発の可能性も。応急処置だけではなく、次の故障を防ぐ原因究明もとても重要です。一人では難しいことも多く、メーカーに問い合わせ、先輩に相談し、試行錯誤の末に「わかった!」となる時が一番嬉しい瞬間ですね。
自分ではあまり成長を実感できませんが、所長からは毎年、現場への貢献度、安全管理などの面で高い評価をもらえています。20代でも認められる仕事をして、大きな現場を支えているんだと、誇らしい気持ちになりますね。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

08:00
出社・メールチェック
09:00
現場巡視
11:30
作業打ち合わせ
13:00
業者に資材の注文、機械部品の調達
15:00
現場の不具合箇所の対応、
メーカーに相談
18:30
退社

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

NO残業デーの水曜と金曜は定時退社し、車で1時間ほど離れた札幌の家族の元へ。それ以外の平日は余市の宿舎で過ごし、「1年1資格」を目指して、専門の資格試験の勉強などをしています。
夏休みなどの長期休暇は東京の実家に帰りますが、土日の連休は家族でドライブ旅行にも行きますね。職場は年齢の近い若い仲間が多く、オフも一緒に屋外でBBQを楽しむなど、皆で北海道の自然を満喫しています。

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