超高層共同住宅も
工場も寺院も
手掛けられる
西松建設の設計職は
面白い。

INTERVIEW

坂本 政植MASASHI SAKAMOTO

2011年入社 / 工学研究科 修了

建築設計職
本社 建築事業本部
意匠設計部 設計二課 主任

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

本社 建築設計部

〈主な担当業務〉
・行政手続きの資料作成や現場の検査対応
・仕上げ材のカラースキームの提案
・図面の修正作業や設計打合せ資料の作成など

3年目

関東建築支社 建築設計部

PL・PMとして共同住宅、オフィスビル、研究所、工場など幅広い用途の設計を担当。
〈主な担当業務〉
・施主打合せ時の司会進行、方針を整理
・意匠、構造、設備との調整を図り、設計図の取りまとめ
・現場の監理(施工図チェック、現場検査、行政対応など)
・他部署(営業、積算、施工計画など)と連携を取り、提案書を作成

10年目
(現在)

本社 意匠設計部

〈主な担当業務〉
・計画段階から施主と行政協議を行い、プロジェクトの方針を整理
・協力事務所や後輩と打合せを行い、業務の進捗や方針を確認
・プロジェクトのコストや全体のスケジュールを現場と連携し調整
・超高層共同住宅と現代的な寺院の一体的な設計に取り組み中

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

設計職としてどう働きたいか
その答えが西松建設に。

父がインテリア関係の仕事をしており、建設中の現場について行くのが好きで、自然と建築業界を目指すようになりました。学生時代はさまざまな建築家の作品研究を通して、建築計画や空間構成の考え方について学びました。設計職としてどのように働きたいかを考えた際、多くの職種の方々と一緒にモノづくりに携わりたいと考え、「ゼネコンの設計部」にターゲットを絞って就職活動を行いました。
各社の企業研究を行いましたが、大手ゼネコンの若手設計職に話を聞くと、世間的に有名な建築物や大型案件に取り組んでいるものの、分業化されているため、携わっている業務は全体のごく一部という印象を受けました。一方で西松建設は、建物用途ごとに設計組織が分かれていないため、さまざまな用途の設計を最初から最後まで経験できる点が魅力的でした。また、会社説明会や面接時に伝わってきた人間味のある社風にも惹かれ、入社を決めました。今働いていても、多種多様な用途の物件を手掛けることができるのは非常に面白いですね。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

デザインと法律の両方に精通したプロジェクトのまとめ役。

意匠設計者は施主様の要望を実現することを使命として、社内外の多くの方々と連携を図り、プロジェクトの方針を決め、とりまとめていくリーダーやマネジメントの役割を担っています。
私は現在、本社の意匠設計部におり、プロジェクトの計画段階から携わることが多いです。ディベロッパーから直接依頼が来ることもあれば、営業と一緒に提案書を作成してプレゼンに出向くこともあります。受注後の施工要望の協議をもとに設計図の作成、行政との調整や申請届出、現場が始まってからは設計図との照合、監理業務をトータルに担います。建築確認申請等では設計者として氏名が明記される非常に責任のある立場です。
デザイナーがいる場合もありますが、描かれたデザインや施主様のイメージを建築基準法に準じたリアルな図面にするのは意匠設計の役割です。施主様の要望を可能な限り実現する方法を考え、行政や消防など、関係機関へ相談に行き、法律や条例上問題ないかを確認したり、実現が難しいのであれば代替案を提案したりします。そうしたデザイン的に新しいものを作る部分から、法律的な規定に則ったものの考え方を示していくところに「建築設計」にしかできない魅力があると思います。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

長く使われ愛される建築物を
大規模再開発案件でも残してみたい。

3年目からプロジェクトを任される機会も増えさまざまな物件を担当し、10年目から現職に就きました。学生時代に想像していた通り、共同住宅、オフィスビル、研究所、工場などさまざまな用途の建築物に携わり、幅広い経験を積んできました。
現在は港区の超高層共同住宅の新築と隣接する寺院の建て替えを一体の計画で進めています。1655年に創建されたと伝えられる歴史ある寺院がモダンな現代建築で生まれ変わる予定。寺院の設計というのは珍しく、私も初めての経験です。
今後携わってみたいのは、開発・不動産事業本部との協働による大規模な再開発案件です。最近、以前設計した共同住宅の前を通りかかった際、建物に住んでいる方々やその暮らしの一端を見て、自分なりに工夫した設計部分がうまく表現できていて、きれいに使ってもらえているなと嬉しくなりました。計画が決まった時、設計図が完成した時、竣工時、それぞれに達成感を味わえますが、何年経っても人々に愛され使われている建物を見られるのも、この仕事の醍醐味。それを今後は、商業施設や共同住宅などが一体化した駅前再開発のような、まちづくりの広い視野で携わってみたいです。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

仲間との「現場力」を信じて
リーダーシップを発揮。

施主様の要望をいかに形にしていくか、いかにいい建物を造るか。その目標に向けて、意匠・構造・設備・施工などさまざまな部署の人たちがひとつにまとまっていく、それが西松建設の現場力だと思います。
意匠設計者はそのチームの舵取り役として、プロジェクトをまとめる重要な役割を担っていますが、物事をリードし全体を牽引する難しさも感じています。設計の私の立場は、施主様の要望を「一番実現してほしい」こととして、皆の共通理解を得ることです。社内外の多くの方と連携を図るなかで、それぞれの役割や目的、人柄までを理解し、どのようなアプローチだと良い方向に進んでいけるのかを意識して日々取り組んでいます。
実際、施主様から無理難題を預かり、「それはちょっと難しいよね」という雰囲気になることもあります。それでも皆に理解してもらえるよう、よく相談し、「こうしたらできるのでは?」と知恵を出し合っていきます。次第に解決の糸口が見えて、「よし、やろう!」と決まったときは、一気にモチベーションが上がっていき、「西松建設の現場力」が発揮されます。一緒にやっている私もそのチームワークに胸が熱くなり、本当に面白いです。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

08:30
出社
メールチェック・会議資料の準備
10:00
施主定例会議
客先要望の確認、各役割の進捗確認、問題点の整理
12:00
昼食を取りつつ打合せ(協力事務所)
次回定例会議に向けての作業内容の確認
14:00
行政協議
設計内容の確認、方針の整理
15:30
事務処理
打合せ・協議内容のまとめ、上司へ報告
16:30
明日の現場検査準備
監理物件の施工図チェック
18:00
退社
子どもの送迎へ

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

休日はカレンダー通りに休めます。夏休みなどは1週間以上の連休も取れるため、よく家族で旅行に行きます。海外旅行や温泉、食べ歩きなども好きですが、子どもは特にプールが大好き。ひたすら子どもに付き合わされて、余計に疲れることも(笑)。それでも家族との時間はリフレッシュできて、仕事のスイッチを切り替えられます。平日、可能な時は私が保育園のお迎えに行って、育児にも積極的に参加しています。

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