建設業界を変える
BIM推進を担う
挑戦の毎日。

INTERVIEW

山名 由記YUKI YAMANA

2010年入社 / 理工学部 建設環境工学科 卒

建築設計職
本社 意匠設計部
BIM推進室 主任

※インタビュー時の所属です。

CAREER STEP

1年目

建築設計部

〈主な担当業務〉
・超高層物件・植物工場・物流倉庫の設計補佐
・超高層免震の研究の補佐(技術研究所と連携)
・工場の構造設計
・耐震診断
・太陽光パネル設置検討

6年目

技術研究所

〈主な担当業務〉
・二重管式既製コンクリート杭工法の開発・補助
・先端技術活用による生産性向上のためのシステム研究
・BIM活用検証と社内システム構築
・委員会活動

9年目

11年目
(現在)

BIM推進室

〈主な担当業務〉
・BIM活用検証と社内システム構築

Q1.入社動機と入社後の会社の印象は?

「真面目な社風」と薦めてくれた
父の言葉通りの人柄を実感。

小さい頃からハウスメーカーのチラシなどを見るのが好きで、理系科目が得意だったこともあり、自然と建築系に興味を持っていました。大学に入ると意匠設計よりも仕組みを考える方が好きなことに気づき、建築学科で構造設計を深く学びました。
就職先は「現場に近いところで大規模な建設に携わりたい」という思いから、ゼネコンの構造設計に絞っていました。就職活動で業界研究や会社説明会への参加、OB訪問などを行うなかで、私は社風、特に一緒に働く人を重視したいと考えるように。決め手になったのは、機械系の専門職で西松建設と一緒に仕事をしたことがある父が、「真面目な社風のいい会社だよ」と薦めてくれたことかもしれません。実際会ってみると、社員の方の雰囲気や人柄の良さなどを肌で感じられ、とてもいい印象を持ちました。
また、企業規模の割に設計の人数が少なく、幅広い経験ができそうな環境もとても魅力的でした。入社1年目から超高層物件、植物工場、物流倉庫など多岐にわたる経験をしてきましたが、特に私は新しい案件に携わる機会が多く、非常に恵まれていると思います。

Q2.今の仕事の難しさとやりがいは?

業界でも先進的な
BIMの推進担当を担う。

現在、私が担当しているのはBIM(Building Information Modeling)と呼ばれるシステムの検証と社内システム構築に向けた各種整備です。BIMはコンピュータ上に3次元で建物モデルを作成し、そこにさまざまな属性データなどを追加して建築データベースを構築するシステムで、今、建設業界各社が積極的に導入を進めています。西松建設は2018年4月にBIM推進室を立ち上げ、技術研究所時代からBIMに携わっていた私もその一員に選ばれました。
BIMがあれば例えば、BIMモデルからパース・動画・VRによるプレゼンテーションができたり、意匠・構造・設備の統合モデルから、不都合な設計はないか干渉チェックを行ったりできるため、施主様にも喜ばれ、建築設計にも非常に便利です。
ただ、発展途上のツールで、社内システムを構築していくことには正解がなく、どのように整備すると関係各所それぞれが使いやすくなるか、日々、頭を悩ませています。また、既存の手法とは全く異なるシステムになるため、社員の皆さんに馴染みのないことを新たに覚えてもらうハードルは高く、なかなか浸透していきません。まずは活用してもらうために講習会などを企画して、普及を進めています。

Q3.これからの目標、携わってみたい案件は?

女性社員のロールモデルとなるべく
管理職も視野に経験を積みたい。

私は現場の経験はないものの、建築設計部時代は超高層免震の研究補佐をし、技術研究所時代には「二重管式既製コンクリート杭工法」の開発などで地道な実験・検証経験を積むなど、少し異色の経歴を辿ってきました。外部研修で学んだり、同業他社との委員会活動で工法の研究をしたり、新しいことにチャレンジする環境は非常に刺激があり、楽しく仕事ができる幸運に恵まれています。また、現在はチームメンバーが少ない分大変なこともありますが、真っ先にVRなどの先進技術に触れられます。検討した提案も受け入れられやすく、自分の考えが具現化しやすいのも魅力です。
今後は建設業のIoT・デジタル化が進む中で、業務の効率化、生産性の向上など、良い方向に働き方が変わっていく支援となるプロジェクトに携わっていきたいです。
また、西松建設も女性活躍推進が行われ、技術系の女性が産休育休後も働き続ける例や管理職になることも増えてきています。私自身は現在主任ですが、女性社員のロールモデルになるようなキャリアを築いていけたら嬉しいですね。

Q4.あなたにとって「現場力」とは?

「人」が支える現場を
BIMでも支えていく。

西松建設の現場力といえば「人」そのもの。熟練者の経験値は財産です。ただし、熟練者がいない現場は知識も経験も不足しがち。その「熟練の経験値」と「足りない部分」をうまくミックスさせてシステムで補うことができれば、西松オリジナルのBIM構築ができるだろうと考えています。
また、私は設計部門のBIM推進の担当ですが、結局、設計だけが便利なツールでは意味がなく、設計から施工へと、うまく流れを作っていくことが重要です。何かを進めるにしても必ず施工BIM担当のチームと話し合い、「設計ではこうするけど、これで施工も使いやすくなりますか?」と現場の意向を反映するようにしています。
私たちの仕事は本来、現場を主体に考え、支えるのが使命です。現場では既にさまざまなICT技術が導入され、使いこなすだけでも大変。そんな多忙な現場の社員にとって簡単に使えることも、BIMの必要条件だと思っています。
数年後には今整備しているシステムが公開され、社内での運用が始まります。社員にもお客様にも喜ばれる完成度の高いものを提供し、現場を支えていきたいです。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

08:00
始業、メールチェック
新しいツールの調査、検証
実施物件のBIM支援
12:00
昼食&休憩
13:00
BIMシステム整備
協力会社との打合せ
チームミーティング
課内ミーティング
18:00
終業

HOW TO SPEND OFF オフの日の過ごし方

土日の休日は愛犬を自転車に乗せて、少し遠出のサイクリング&散歩を楽しんでいます。自宅周辺は自然が豊かでリフレッシュには最高の環境です。ほかにも、仲の良い友人と美味しいものを食べに出かけたり、たまに同期で集まったりすることもありますね。最近は在宅勤務も多いですが、フレックス制度が始まってから自分で残業をコントロールできるようになり、プライベートも充実しています。

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