建設・顧客

土木事業本部

道路、鉄道、ダム、電力などの社会インフラの整備を通じて、人々の生活、経済・社会活動を支えています。長年にわたって培ってきた技術力と現場の経験を活かして、安全・安心で豊かな国土づくりという社会からの要請に応えています。

建築事業本部

高度な技術力を駆使し、オフィスビルから文化・教育施設、商業施設、医療施設に至る多様な建築物の建設を手がけるとともに、企画設計段階から運営・メンテナンスまで、建物の生涯を通じたサービスの提供を実現しています。

アセットバリューアッド事業本部

魅力的なまちづくり、地方創生につながる再開発や商業施設・オフィスビルの開発・運営、さらには企業が保有する不動産の効率運用を支援するCRE事業など、ワンストップで付加価値の高いソリューションを提供しています。

国際事業本部

長年培ってきた技術力と信頼できる現地パートナーとの関係を活かし、高度な技術が必要とされるインフラ施設や、きめ細かいサービスが求められる民間の工場や物流施設の建設を中心に事業を展開しています。また、地域のニーズを見極めた開発・不動産事業の組成も進めています。

具体的な取組み

ICT技術およびプレキャスト化の採用による生産性向上

新東名高速道路 湯船原トンネル工事

当現場では大規模土工事の効率化、省力化の取り組みとしてICT技術、プレキャスト化BOXを採用しています。レーザースキャナによる起工測量から三次元データの作成、UAVによる出来形測量およびICT建設機械を導入し、現場での測量・データ整理業務を大幅に削減させています。また、盛土内を横切るBOXカルバート(内空H6.2m×W15.0m)では、側壁部をプレキャスト化したハーフプレキャスト工法に取り組み、現場打ちコンクリート部の型枠・鉄筋施工を単純化したことにより工程を約30%短縮し、近年の熟練工不足・働き方改革などの問題解決に大きく貢献できています。

日本最大級のエアポートホテル/大規模複合施設を竣工

(仮称)東京国際空港第2ゾーン計画 新築工事

日本最大級のホテルを工期2年間の短工期でさらにオリンピック・パラリンピック前で他大型プロジェクトも最盛期を迎える時期での施工であったため、事前に設計内容を発注者・設計者・施工者の三者で十分に検討し効率的な2年にむけ三位一体となって取り組みました。

また膨大な労務確保が必要不可欠なプロジェクトであったため、本工事着工前に約9割協力業者決定を行い、工程に対応した労務の確保を行うよう指導し、スムーズな工事進捗が行える準備をしました。

気候条件も含め、克服すべきさまざまな難題がありましたが、関係各位の御尽力と、空関連の管理をされている各企業様の御協力により、地域との信頼関係を築きながら職員が一丸となって無事に竣工することができました。

すべてのステークホルダーがWin-Winの関係であることを第一に、
丁寧なコミュニケーションによる確かな信頼関係を構築

北中西・栄町地区第一種市街地再開発事業

施行地区はJR草津駅前に位置し、老朽化した木造住宅や築年数が古い店舗等の密集により防災面の課題がありました。また近年、駅周辺に大型商業施設が出店したことにより既存商店街の衰退も深刻でした。草津市は駅前にふさわしい街区を形成するため、2013年に当事業を市の中心市街地活性化基本計画の主な事業の一つに位置づけ、地域活性化をめざしました。

本事業において当社は「街づくりを推進する会」の活動開始より、会の運営や人的支援などで事業推進に関わり、80名近い関係権利者の合意形成に寄与しました。そして工事施工において地域の防災性の向上と住みよい街づくりに貢献しました。

ひとが「つどい」、関係を「はぐくみ」、未来に「つなげる」街づくりを実践
山口市初の法定再開発事業に特定業務代行者・参加組合員として事業に参画

黄金町地区第一種市街地再開発事業

本事業は山口市初の法定再開発事業として計画され、老朽化した大型駐車場の建替え、賑わい空間の創出および都市型分譲マンションを提供することで、定住人口の増加を図り、中心市街地における街の活性化をめざすものです。

当社は特定業務代行者として2016年9月より事業参画し、事務局への人員派遣、資金調達や権利者対応など、幅広く組合運営を支援してまいりました。また参加組合員として、地方都市としては大規模な100戸の分譲マンションを、商品企画から販売戦略に至るまで自ら立案し、2020年3月の竣工時に全戸完売を成し遂げました。

One Teamで難工事を施工

地下鉄サークルライン第6期 ケッペル駅およびトンネル工事

シンガポールにおける施工実績から、当現場では中国製シールド掘進機(CREG社)を採用しました。日系会社としては、初めての中国製シールド機の採用となります。当現場では、さまざまな国のスタッフが業務にあたっており、コミュニケーションの齟齬が生じないように英語だけでなく、彼らの母国語でも意思疎通を図っています。また、断食や礼拝があるスタッフに配慮するなど、お互いの文化を尊重しています。日本と違い、終身雇用制度が一般的でない海外で、いつまでも「西松建設で仕事をしたい」と思うきっかけとなり、当現場で誇りを持てる施工実績をつくれるよう、国際事業本部・シンガポール営業所、現場が“One Team”となって施工にあたっています。