サステナビリティ・リンク・ボンド発行に関するお知らせ
お知らせサステナビリティ2023年07月03日
当社は、国内市場における公募形式による当社初のサステナビリティ・リンク・ボンド※1(以下、「本社債」)の発行を予定しており、本日2023年7月3日(月)に本社債発行に向けた訂正発行登録書を関東財務局長に提出しましたので、お知らせします。
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本社債発行の目的および背景
当社は2016年より環境大臣から環境の分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている企業として「エコ・ファースト企業」の認定を受けています。2030年を年限とするCO2削減目標であるZERO30ロードマップ2023(2023年6月策定)は、当社のマテリアリティである「カーボンニュートラルへの取り組み」に対応するもので、省エネと創エネによる脱炭素社会の形成を目指すものであります。
本社債のKPIとするCO2排出量削減率は、当社の取り組みの進捗を測る重要な指標であり、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、「SPT」)は、2030年度に向けたスコープ1+2およびスコープ3(カテゴリー11)の2026年度における削減率としています。
当社は本社債の発行を通じて環境経営を推進し、気候変動に関連する社会課題の解決に真摯に取り組んでまいります。
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本社債の概要
社債名称 |
西松建設株式会社第14回無担保社債 |
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発行総額 | 200億円 | ||||||||||||
発行年限 | 5年 | ||||||||||||
発行時期 | 2023年7月中旬以降(予定) | ||||||||||||
主幹事証券会社 | 野村證券株式会社、みずほ証券株式会社 | ||||||||||||
ストラクチャリング・ |
野村證券株式会社 | ||||||||||||
KPI | 当社は、事業活動の推進において気候変動の対応が重要な経営課題のひとつであると認識しています。KPI1は当社のスコープ1+2におけるCO2排出量削減(2020年度比)、KPI2はスコープ1、2、3全体の75%以上を占めるスコープ3(カテゴリー11)におけるCO2排出量削減(2020年度比)の取組みに沿った適切な指標と考えています。
なお、スコープ1、2、3における集計対象範囲は、当社グループ全体です。またKPI2のスコープ3(カテゴリー11)は「竣工引渡し建物の運用段階におけるエネルギー使用に伴うCO2排出量」を対象としています。 |
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SPT | SPT 1:スコープ1+2を2030年度54%削減(2020年度比)に向けた各年度目標 SPT 2:スコープ3を2030年度27%削減(2020年度比)に向けた各年度目標 <本社債(5年債)におけるSPT>
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債券の特性 | SPT1またはSPT2のいずれかが未達成の場合は、償還日までに排出権(J-クレジット、非化石証書)もしくはグリーン電力証書を購入します。SPT1が未達成の場合は、社債発行額の0.07%相当額を、SPT2が未達成の場合は、社債発行額の0.03%相当額を購入します。排出権購入契約における不可抗力事項等が発生した場合は気候変動の取り組みを実施している公益社団法人・公益財団法人・国際機関・自治体認定NPO法人・地方自治体やそれに準じた組織体へ寄付を実施します。最終的な寄付先はSPT未達成の要因を精査の上、機関決定します。 |
※2フレームワークの策定やセカンドオピニオンの取得への助言などを通じて、ESG債の発行支援を行う者
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サステナビリティ・リンク・ボンドとしての適合性について
当社は、本社債をサステナビリティ・リンク・ボンドとして発行するにあたり、国際資本市場協会(ICMA)が定めるサステナビリティ・リンク・ボンド原則2023および国際ローン市場協会(LMA)、アジア太平洋ローン市場協会(APLMA)、ローン・シンジケーション・トレーディング協会(LSTA)が定めるサステナビリティ・リンク・ローン原則2023に則したサステナビリティ・リンク・ファイナンス フレームワークを策定し、その適合性について、独立した第三者機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)よりセカンドオピニオンを取得しています。
<関連情報>
https://www.nishimatsu.co.jp/esg/
https://www.nishimatsu.co.jp/esg/s-finance/pdf/slf-fw_01.pdf