お知らせ2023年11月01日

　当社は、子会社である Nishimatsu Real Estate & Development (Asia) Pte. Ltd.を通じて、三菱地所株式会社がアジア・オセアニア地域で投資マネジメント事業を展開するMEC Global Partners Asia社を通じ、豪州の不動産運用会社であるAshe Morgan Investments社と共同で組成し運用を開始した不動産ファンドに出資いたしました。
　本不動産ファンドの運用資産は、シドニー所在の大規模複合施設「60 Margaret Street」で、本件は、豪州における当社初のバリューアッド型不動産投資となります。

【本件出資の目的】

・ 海外収益不動産投資のターゲットエリア
・オーストラリアでの当社初の取組み
・ 海外不動産分野における三菱地所グループとの協業
・ 海外におけるバリューアッド案件への当社初の取組み

　本物件は、1980年に竣工した、シドニー中心部に位置するオフィス・商業の大規模複合施設です。南北に縦断するメインストリートであるGeorge Streetに面し、シドニー近郊鉄道のターミナル駅であるWynyard駅に地下で直結、大手企業および各種商業ブランドの旗艦店が集積するエリアに所在します。安定した不動産賃貸収入に加え、商業施設部分の外壁改修、賃貸床の新規創出、オフィスロビー・専有部の改修等により、更なる物件価値向上が計画されています。

60 Margaret Street外観／内観



















プロジェクト概要

所在地	60 Margaret Street、シドニー ニューサウスウェールズ州
敷地面積	約4,464㎡
貸付有効面積	全体 約47,179㎡（オフィス：約40,772㎡、商業：約6,407㎡）
建物規模	36階
竣工年	1980年

　当社では、「西松-Vision2030：あたりまえに安心でき 活力がわく地域やコミュニティを共に描きつくる総合力企業へ」のもと、開発・不動産分野においては、提供するアセット（立地×建物×コンテンツ）を通じて、新たなバリュー「安心・活力・つながり」をうみだすことを目指し、国内外成長分野へのバリューアッド事業投資の積極展開を進めています。海外においては、タイおよび米国にて開発事業に、シンガポールにて不動産投資事業に取り組んできております。

　本件は、築43年の建物を“これから”のスタイルにあわせてアップグレードかつ再構築することが計画されています。当社としましては、運用資産から生じる安定的リターンのみではなく、そこで展開される人々のくらしから、新たなバリュー「安心・活力・つながり」が生まれることにも大きな価値を見出し、このたびの出資に至りました。

　今後も、積極的なバリューアッド事業投資を通じ、「ユーザーがワクワクする生活空間」を創出して参ります。