「西松しおや共生の森」自然共生サイトに認定
お知らせサステナビリティ2024年11月05日
当社は、このたび当社の社有林(栃木県塩谷郡塩谷町)が、環境省より自然共生サイトとして認定されましたのでお知らせいたします。
(認定日 2024年10月21日 サイト名称:「西松しおや共生の森」)
自然共生サイトとは、生物多様性保全に関する世界目標である『30by30※』に直接的に寄与するため、同省が「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を認定する取り組みです。
◆「西松しおや共生の森」の特長
認定を受けた「西松しおや共生の森」は、栃木県塩谷郡塩谷町に位置し、1970年代から開発用地として取得を進めていた総面積34.6ヘクタールの社有林です。林縁を流れる水路や谷戸、湿地が揃った典型的な里地里山の環境にある森林となっています。 クリ-コナラ群集などの広葉樹、針葉樹の二次林を中心とした様々な植生があり、希少種を含め、植物、昆虫を中心に哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類の計226種の動植物が息づき、豊かな生態系が維持されています。また、年間約120トンのCO₂を吸収・固定能力と、年間約30万㎥の地下水の涵養といった環境保全機能を有しています。 サイト名である「西松しおや共生の森」は、未来にわたり人と自然環境が調和を保ち、次世代に健全な環境を継承するとの思いをこめて命名しました。
◆今後について
当社はマテリアリティに「安心でき、活力がわく社会の実現」掲げております。その解決手段の一つである生物多様性保全おいて、事業活動を通して生物多様性への影響を回避・軽減し、豊かな生態系の場を維持・創出し回復軌道への転換を目指して、さまざまなアプローチを行ってまいります。
※ 30by30
2030年までに地球の陸地と海洋の30%以上を保護地域として効果的に保全するという国際目標。30by30目標は、国立公園などの保護地域の拡張と管理の質の向上だけでなく、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECM:Other Effective area-based Conservation Measures)の設定・管理を通して達成していくことが必要となっている。
自然共生サイトに認定された区域は、保護地域との重複を除き、「OECM」として国際データベースに登録される。
《参考》西松しおや共生の森(環境省 自然共生サイト)
リンクのPDFデータにて、当社の自然共生サイト「西松しおや共生の森」の詳細をご確認いただけます。
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R6first16_NishimatsuShioyaSymbioticForest.pdf
《参考》環境省 自然共生サイト
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/