中大規模木造建築物のプロジェクトが竣工
お知らせ2025年03月03日
~日本建築センター評定取得構法「P&UA構法」プロジェクト第1号~
当社は、「中大規模木造建築物の実現」に向けた取り組みを進めていた、一般財団法人日本建築センター評定取得構法「P&UA(※1,2)構法」を採用したプロジェクト第1号が竣工しました。
■プロジェクト概要
本プロジェクトは、当社と木造建築の業務提携を締結している伊藤忠商事株式会社が推進しているプロジェクトで、神奈川県川崎市に木造5階建ての耐火建築物を建設しました。
P&UA構法適用第1号 建築物イメージ(神奈川県川崎市)
■先導的な木造化への取り組み
木造ラーメン構造の柱梁接合部には、新たに開発した「GIUA(アンボンド範囲を設けた鋼棒挿入接着接合)(※3)」を適用して、パネルゾーンの鉄骨部材と連結し、木材割裂を防ぎ粘りのある接合部としました。
耐力壁構造には、新たに開発した「シアリングコッター耐力壁」を適用し、地震時に上下の木質パネル間に設けたコッターが変形することで粘り強い構造としました。
木材は国産材を活用し、木造ラーメンを構成する柱および梁には、スギ・ヒノキ構造用集成材を、耐力壁には、ヒノキCLT(Cross Laminated Timber)を使用しました。
防耐火面では、1階部分の柱及び梁に、本年4月に施行された90分耐火構造の木造の耐火仕様を採用しました。
構造計算ルートには、保有水平耐力計算・ルート3を適用し、開放性が求められる桁行方向を木造ラーメン構造とし、戸境壁を有する梁間方向を耐力壁構造としました。
なお、本プロジェクトは、住宅・建築物の木造化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与するものとして、「令和5年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されました。


■今後の展開
当社は、本プロジェクトで得た木造建築に対する設計・施工のノウハウを活用し、「中大規模木造建築物の実現」に向けた取り組みを、より一層進めていきます。