土木リニューアル

インフラ健康診断
西松建設の土木リニューアルは「インフラの総合病院」とお考え下さい。専門家があなたの街の主治医となって、調査・診断から補修、維持・管理までお手伝いいたします。
調査・診断
調査・診断の主な流れを示します。本調査実施後、対策工の診断(補修もしくは補強・改修)を行います。

調査技術
当社の保有する調査技術の一例を紹介します。
計画・設計
調査診断結果を基に、補修の場合、工法選定を行い最適な工法をご提案いたします。補強・改修の場合は、さらに詳細設計を行うことで、最適な補強・改修工事のご提案を行います。

工法選定
一例として、既設タンク基礎地盤の液状化対策工をご紹介します。既設タンクの液状化対策工は消防法における認定制度があります。各工法の概要比較を以下に示します。
注入固化工法(浸透固化処理工法)

直下地盤に薬液を注入し、地盤の液状化抵抗強度を増加させます。ゲル状に固化した薬液が地盤に粘着力を付加させることで、液状化を防止します。
長所 |
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短所 | 細粒分含有率の高い地層には不適 |
地下水位低下工法

周辺地盤に円筒形の止水壁を築造し、ポンプで排水します。 直下地盤の地下水位を下げることで、液状化を防止します。
長所 | 複数基対応で経済性が向上 |
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短所 |
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ドレーン工法

周辺地盤に排水(ドレーン)を築造します。地震時に発生する過剰間隙水圧を速やかに消散させ、液状化を防止します。
長所 | 経済的である |
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短所 |
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鋼矢板リング工法

周辺地盤を円筒(リング)状に囲い、直下地盤の一体化します。地震による地盤のせん断変形を抑制し、液状化を防止します。
長所 |
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短所 |
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工法紹介
当社の保有する特長的な補強技術を紹介します。
既設タンク液状化対策工法 ~ 狭隘なタンク周りで確実に注入施行 ~
既設タンク周りに浸透固化処理工法により浸透性の高い薬液を注入して基礎地盤を改良します。
- 本工法の特長
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- 1施工は、ゲルタイムの長い特殊シリカ系水ガラスを注入材とする二重管ダブルパッカー工法により行い、一つの注入点から直径3-4m程度の大型改良体が造成されるため、経済性に優れます。
- 2小型軽量の施工機械を用いるため、配管等が錯綜する狭隘な既設タンク基地でも、安全で確実な施工が行えます。ヤード外周部から曲線ボーリングによる施工も可能です。
- 3液状化抵抗性が大きく、地震に伴うタンク基礎の不同沈下を確実に抑制します。
- 4低圧で注入するため、タンクや周辺地盤に影響がありません。



供用中タンクヤードでの薬液注入状況

ポリベイン工法 ~ リサイクル人工ドレーン材を用いた液状化対策工法 ~
筒状排水材 “ポリベイン”を打設し、地震により発生する過剰間隙水圧の上昇と蓄積を抑制するとともに、速やかに消散させることで地盤の液状化を防止します。
- 本工法の特長
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- 1プラスチックのリサイクル材を原料としているため、経済性に優れ、かつ環境負荷の軽減に役立ちます。
- 2強度・排水特性に優れたポリプロピレン樹脂を使用しており、耐久性に優れます。
- 3高性能でコンパクトな施工機械を用いるため、狭小狭隘な場所、高土制限のある場所で施工でき、特に既設構造物周りの近接施工に有効です。
- 4低騒音、低振動で施工できます。




西松式ジャッキアップ工法


集中制御された小型ジャッキをタンク外周に配置し、不等沈下の補修や、底板の補修を安全に行います。
研究・開発
技術研究所では、構造物の調査診断から補修、維持管理に関わる技術開発を行っています。
- 技術研究所
- 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー21F
TEL. 03-3502-0247
- 愛川技術研究所
- 〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津4054
TEL. 046-285-7101
調査・診断
調査・診断のための技術開発を行っています。開発事例をご紹介します。


補修・補強 等
調査・診断のための技術開発を行っています。開発事例をご紹介します。


開発環境
調査・診断のための技術開発を行っています。開発事例をご紹介します。



施工事例
調査・診断から計画・設計を経て決定された工法に基づき、工事を施工します。ひび割れ・塩害などの補修工事から、社会的ニーズの変化に伴う大規模リニューアル工事まで、多様な施工事例の一部をご紹介します。
棟梁
コンクリート剥落防止対策

施工前

施工後

港湾施設



下水道

頭首工
「小場江頭首工改修建設工事」 1

「小場江頭首工改修建設工事」 2

「小場江頭首工改修建設工事」 3

ダム
「野洲川ダム改修建設工事」

「田瀬ダム施設改良本体工事」 1

「田瀬ダム施設改良本体工事」 2

トンネル
「神の川・白石林道小瀬戸隧道改修工事」

「藤塚ずい道耐震補強工事」 1

「藤塚ずい道耐震補強工事」 2

タンク液状化対策

維持・管理
まずはじめに、インフラ設備の管理者及び利用者のニーズを把握し、構造物の特性に応じた中長期の「維持管理計画」を立案します。
「維持管理計画」に基づく「定期点検」で発見された不具合は、「調査診断」を実施し、最適な対策工を計画立案いたします。最適な「対策工」が実施されることで、インフラ機能の維持回復・長寿命化を図ります。
さらに、「対策工」の実施内容を、「維持管理計画」にフィードバックすることで、構造安全性および経済性に関しても無理のない維持管理業務を実現します。一連のワークフローを、無駄なく、かつスピーディに実現することで、安全かつ安心なインフラサービスの提供をサポートいたします。

お問い合わせ先
点検・調査・インフラマネジメント
本社 土木技術部 リニューアル課
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