土木技術
山岳トンネル ICT

切羽掘削形状モニタリングシステム

切羽のあたり箇所を可視化して作業の安全性向上と効率化を図る

概要
本システムでは、発破・ずり出し完了後の切羽において、あたり取りを行うブレーカ等の重機に搭載した高速3Dスキャナで切羽の掘削形状を計測します。掘削形状の点群データと設計断面を比較し、設計断面線よりも内空側に残ったあたり箇所を重機キャビン内のモニターにヒートマップ表示させることにより、重機のオペレータが容易にあたり箇所を確認することができます。重機のオペレータは運転席モニター画面のヒートマップ表示を基にあたり作業を行うため、従来のように作業員が切羽直下に立入り、目視にてあたり箇所を確認する必要がありません。

特長
■切羽直下での作業がなくなり、安全性が向上
■切羽のあたり箇所を可視化し、運転席で確認が可能
■掘削土量や吹付コンクリート量などの算出が可能