- 土木技術
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シールドトンネル
NOMST
新素材コンクリートを用いたシールド発進・到達用土留め壁工法
概要
NOMST(Novel Material Shield-cuttable Tunnel-wall System)工法は、土留め壁を新素材コンクリートで構築することにより、シールド機のカッターで立坑の土留め壁を直接切削し発進・到達が可能な工法です。
特長
■シールド発進・到達工事の省力化が可能
■立坑背面の地盤改良がほとんど不要
■従来工法に比べて、工期の短縮が図れる
■立坑壁を人力ではつる作業がなくなり、安全性が向上
従来の工法では、シールドの発進・到達のために、防護工として地盤の改良を行い、坑口の立坑土留め壁の人力による取り壊しが必要でした。しかし、NOMSTではシールド機のカッタービットで切削できる新素材のコンクリートを使用することにより、薬液注入による地盤改良が不要もしくは削減でき、危険を伴う人力による坑口の取り壊しを行わずにシールド機の発進・到達が可能です。