土木技術
山岳トンネル

建設機械の遠隔運転シミュレータ

トンネル切⽻ブレーカーはつり作業の遠隔運転をバーチャル空間で練習する

概要
トンネル⼯事での作業環境の安全と快適さを実現するため、⾃律機械が普及するまでは、切⽻に乗り⼊れる建設機械にオペレーターが搭乗しない遠隔運転とすることが1つの現実的な解であると考えます。遠隔運転には、機械の操作応答にあと少しの遅延が残ること、モニター画面で運転視野が限られることなどの、独特な運転感覚があります。遠隔運転の展開にあたり、オペレーターが運転感覚に慣れるための、安心できる練習環境の提供が課題でした。実物を安心できる練習環境として提供することは難しく、代わりとして仮想空間で練習環境を提供するシミュレータを開発しました。

特長
■練習環境としてモニタウォールに映る遠隔カメラ映像を仮想的に再現
■遠隔運転をしてトンネル切⽻まで移動し、はつり作業に⾄るまでを練習できる
■ VRゴーグルでも、本物の遠隔運転コクピットでも、どちらも使えるシミュレータ