株主・投資家情報

IR担当役員メッセージ

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて

株主並びに投資家の皆様には、平素より格別のご支援ご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社を取り巻く環境は、コロナ禍やグローバル化の進展、価値観の多様化を受け、絶え間なく変化しています。建設業界におきましては、建設投資全体は名目値ベースで堅調に推移しておりますが、建設資材の価格高騰等の影響もあり、注視が必要な状況が続いております。

このような事業環境のもと、当社は、資本コストや株価を意識した経営に取り組んでおります。

当社は、2021年5月に公表しました「中期経営計画2023」において、配当性向70%による配当や大規模な自己株式取得を既に実施済みであり、財務レバレッジを意識した経営を行っているところです。しかしながら、当社の株価は現在PBR1倍をわずかに下回っております。当社がPBRを向上させるためには、本年2月に公表しました「中期経営計画2025」の収益改善プランに基づき国内建築事業及び海外土木事業の利益率を段階的に改善し、資本コストを上回る資本収益性を達成するとともに、株価収益率の維持・向上に努めることが必須だと考えております。

また、本年4月にはサステナビリティ委員会を新設し、サステナビリティ経営の実現に向けた取り組みを推進しております。今後、サステナビリティに係る情報発信をより一層強化し、ESG格付の向上やESG銘柄への選定などを通じて株価向上につなげてまいります。

さらに、アセットバリューアッド事業(旧 開発・不動産事業)や地域環境ソリューション事業(旧 環境エネルギー事業)の今後の成長に向けた道筋や、伊藤忠商事株式会社など異業種パートナー企業との協業の成果を開示するなど、投資家の皆様に対する情報開示の充実に努めてまいります。

当社は、これらの取組みによりPBR1倍を目指してまいります。

株主並びに投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年6月28日
代表取締役副社長 河埜 祐一