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フィリピン共和国 マニラ首都圏地下鉄工事102工区を受注

お知らせ2022年10月06日

当社は、フィリピン共和国において「Metro Manila Subway Project Contract Package 102: Two underground Stations(Quezon Avenue and East Avenue) and Tunnels」をフィリピン運輸省(Department of Transportation)より受注いたしましたのでお知らせします。

本事業は、急速な経済成長を背景に増加するマニラ首都圏の交通需要への対応を図ると共に、深刻な交通渋滞と大気汚染の緩和に資するもので、フィリピン政府によるインフラ計画「ビルド・ベター・モア(旧ビルド・ビルド・ビルド)」の優先事業と位置付けられています。当社が受注した102工区は、ノースアベニュー駅からケソンアベニュー駅を経て、イーストアベニュー駅までの約3.2㎞の整備を対象としており、本地下鉄の開通によって、深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染の抑制や気候変動緩和に寄与することが期待されています。

当社は、世界で培ってきたトンネル工事のノウハウを活用することで、フィリピンにおける交通インフラの整備に寄与し、人々の移動における利便性の向上を通じて、経済発展を続けているフィリピンに貢献して参ります。

【工 事 名】マニラ地下鉄102工区工事

【発 注 者】フィリピン共和国 運輸省(DOTr)

【契約金額】JV全体約512億円、西松持分約343億円(日本円換算)

【契約形態】数量精算

【請負形態】西松―DMCI Joint Venture

【工事場所】フィリピン共和国マニラ首都圏ケソン市

【工  期】2023年5月2日~2028年11月20日

【概  要】

ケソンアベニュー駅とイーストアベニュー駅の駅舎2 駅(本体兼用連壁+逆巻工法)、ノースアベニュー駅(他工区施工)からケソンアベニュー駅とケソンアベニュー駅からイーストアベニュー駅までの併設シールドトンネル、工区全長約3.2km である。
ケソンアベニュー駅ではプラットフォームが上下併設となっており、トンネルはノースアベニュー駅・イーストアベニュー駅へ向かって左右併設に移行する。
ノースアベニューからケソンアベニュー間のトンネルはLRT 7号線橋脚基礎・MRT 3号線操車場引込線と近接しており(3.4m~7.5m)、既設構造物に対する影響を計測・確認しながらトンネル掘削を行う必要がある。