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「中大規模木造建築物の実現」への取り組み強化 ~株式会社シェルターとの木質耐火部材のOEM契約締結~

お知らせ2022年04月15日

当社は、「中大規模木造建築物の実現」への取り組み強化のため、株式会社シェルター(山形県山形市、社長:木村仁大)と木質耐火部材に関するOEM契約を締結しました。
この契約締結により、株式会社シェルターが保有する木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド)※1を、当社オリジナルの木質耐火部材META WOOD(メタウッド)(商標出願中)※2として活用することが可能となりました。これまで当社で保有していなかった、木質耐火技術の取得により、今後、「中大規模木造建築物の実現」に向け、より一層の技術開発を推進いたします。

●開発の背景
近年、脱炭素社会の実現に向けて、カーボンニュートラルな素材である「木造」が社会的な注目を集めています。西松建設株式会社は、このような社会環境の変化に対応し、新しい建築技術分野への挑戦として、「中大規模木造建築物の実現」に向けた技術開発の取り組みを進めています。
木造建築物の中大規模化の実現に際しては、耐震構造技術の開発と共に、従来から課題となっていた耐火技術の開発が不可欠となります。今回、株式会社シェルターとOEM契約を締結することにより、自社の木造耐火技術の向上を図り、これを機に、現在進めている「中大規模木造建築物の実現」に向けた技術開発を、より一層推進いたします。

※1 COOL WOOD(クールウッド)は、1時間、2時間、3時間耐火までの大臣認定を取得した、株式会社シェルターの木質耐火構造部材です。
※2 META WOOD(メタウッド)は、従来とは異なる高次元の建材の創出を目指して名付けました。(「メタ認知」=従来の考えを拠り所にしない。対象の見方やその物を見直す視点)


META WOOD(メタウッド)のイメージ