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フィリピン共和国 マニラ首都圏地下鉄工事105工区を受注
お知らせ2025年11月06日
当社は、この度、フィリピン共和国運輸省(Department of Transportation)より、「マニラ地下鉄プロジェクト(Metro Manila Subway Project) 契約パッケージ 105:地下駅2駅(カラヤンアベニュー駅、ボニファシオ・グローバル・シティ駅)およびトンネル」を受注いたしましたので、お知らせします。
当社にとって、マニラ地下鉄工事の受注は、現在施工中の102工区に続き2件目となります。
- 1事業概要と目的
- 本事業は、急速な経済成長を背景に増加するマニラ首都圏の交通需要に対応し、深刻な交通渋滞と大気汚染の緩和に資するものです。フィリピン政府によるインフラ計画「ビルド・ベター・モア(Build Better More)」(旧「ビルド・ビルド・ビルド」)の優先事業として位置づけられています。
- 2
- 105工区の施工内容
- 当社が受注した105工区は、カラヤンアベニュー駅からボニファシオ・グローバル・シティ駅(BGC駅)を経由し、BGC駅手前までの約1.3㎞のトンネルおよび2つの地下駅の整備を対象としています。
本地下鉄の開通により、深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染の抑制や気候変動緩和への寄与が期待されます。 - 3当社の貢献
- 当社は、これまで世界で培ってきたトンネル工事の豊富なノウハウを活用し、フィリピンにおける交通インフラの整備に貢献してまいります。
人々の移動における利便性の向上を通じて、経済発展を続けるフィリピン社会へ貢献して参る所存です。
| 【工 事 名】 | マニラ地下鉄105工区工事 |
| 【発 注 者】 | フィリピン共和国 運輸省(DOTr) |
| 【契約金額】 | JV全体約597億円、西松持分約400億円(日本円換算) |
| 【契約形態】 | 数量精算 |
| 【請負形態】 | 西松―DMCI Joint Venture |
| 【工事場所】 | フィリピン共和国マニラ首都圏ケソン市 |
| 【工 期】 | 2026年1月2日~2031年7月24日(仮) |
| 【概 要】 | カラヤンアベニュー駅とボニファシオグローバルシティ(BGC)駅の駅舎2駅(本体兼用連壁+逆巻工法)、カラヤンアベニュー駅からBGC駅までの併設シールドトンネル、工区全長約1.3km である。 カラヤンアベニュー駅ではプラットフォームが上下併設となっており、トンネルはカラヤンアベニュー駅からBGC駅へ向かって左右併設に移行する。 カラヤンアベニュー駅とBGC駅は、オフィス街、ショッピングモール街、高級住宅街に面する道路下での建設となり、ステークスホルダーと協議しながら、工事を進める必要がある。 |
【工事場所】
情報元 JICAおよびDOTr
【105工区位置図】
情報元 DOTr
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2022年10月06日掲載 フィリピン共和国 マニラ首都圏地下鉄工事102工区を受注
