土木技術
山岳トンネル

高速ずり搬出システム

常に切羽近傍でずり搬出が可能な連続ベルトコンベヤシステム

概要
高速ずり搬出システムは、従来の連続ベルトコンベヤシステムによるずり搬出作業を効率化し、山岳トンネルの更なる高速掘進を可能にします。切羽の進行に追従するように、常に切羽から30m程度の位置に自走式クラッシャーを配置して、一次ずり運搬距離を短く保つことで、ずり搬出時間を最大で30%以上削減することが可能です。

特長
■自走式クラッシャーを飛石から防護し、切羽から30m程度の位置に配置することが可能です。
■ベルトコンベヤの延伸作業を行わずに自走式クラッシャーを20m程度前進させることが可能です。
■自走式クラッシャーを可能な限り切羽に近づけることで、ずり搬出時間を30%程度削減できます。