慶應義塾大学 日吉国際学生寮

快適性と省エネルギーの両立

自社開発した本物件では、生物多様性を配慮した緑化や、内装への地産木材利用による炭素固定など、多角的な視点から環境配慮を実践しました。省エネルギーはもちろん、自然と親和し快適な学生生活を演出する空間の実現を図りました。その結果、CASBEE-新築の第三者認証でSランク、JHEP認証でAA+ランクを取得しています。

環境配慮技術

階段室 自然換気

電力を使わずに、屋内外の風圧差で自然に開閉する横軸回転窓を屋内階段の頂部に設けました。煙突効果による自然換気で省エネルギーを図っています。

クール/ヒートピット

換気用の給気管をサイズアップし、外気の予冷/ 予熱空間としてピットを利用しています。夏期で45%、冬季で60%程度の外気負荷削減効果を実測により確認しています。

光庭による自然採光/自然換気

光庭により、リビングや共用キッチンへ自然光や外気を取り込み、省エネを図りつつ、入居者の憩いの場としての快適性を向上させています。

創エネ

屋上に太陽光発電パネル及び太陽熱給湯システムを設置し、電力や温水を供給し、消費エネルギー量を低減しています。

在来種植栽と生態系保全

関東地域に自生する種苗を選定し、鳥の飛来、昆虫等の小生物の保全にも配慮し、周辺地域の環境と融和しながら地域本来の生態系保全を図っています。

再生木利用/日射遮蔽

リサイクル木粉を原料とする再生木材を縦ルーバーとして各寮室のバルコニーに利用し、環境配慮型建材の活用と日射負荷低減を行っています。

実績紹介